ふと思ってキャッシュレス生活するために電子マネーの見直しをしてみたら、意外とおサイフケータイの存在が大きいということに気がついた。
これまで気にしてこなかったのは、なんとなく日本独自の規格ばかりでしょ、そのうちGoogleとかAppleが後出しで規格を打ち出してかっさらうんでしょ、と思っていた節もあるし、単に調べていなかっただけでもある。

EdyもiDも、あるいはモバイルSuicaも有効範囲はそこそこだけど、けっきょく追加でカードを持たずにスマートフォンだけで決済しようとするとおサイフケータイ (Felica) が必要になる、ということだった。

最近スマフォを買い替えたばかりなのでちょっと落ち込んだけど、普段お金を使う機会を考えると京都の小さい飲食店がほとんどで、そこではいずれの電子マネーも使えないのでほとんど喜びはなく、コンビニではクレジットカードが使えるので、仮におサイフケータイが使えたとしても便利ではあっても、そんなにインパクトはないことに気がついた。

とはいえ電子マネーが普及するといいなとは思う。


昨年買ったルームフレグランスのリフィル (詰め替え) を買って注文し、届いた。さっそく入れ替えている。

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別の香りにするか悩んで同じ香りにした。

さっと香りが部屋に広がって、前に買ったときより気候も違って室温や湿度が違うせいか、感じる香りも違うように思える。

妹の結婚

妹が結婚した。兄弟は兄の自分と妹の二人だけで、自分は結婚したことがないので我が家が初めて迎える結婚となった。

昨年の顔合わせは台風で飛行機が飛ばず自分だけ参加できなかったので式当日に初めて顔を合わせることになるとか、いろんなことが重なって直前までたいへん気を揉んだ。

自分たちの人柄というものもあるだろうが、それに輪をかけて兄と妹という微妙な関係も手伝って交際相手ができたとか交際相手と今どうであるとか、そういう話をお互いにほとんどしてこなかったので、気持ちとしてはステップをいくつか越えて結婚に至ったという印象があり妹の審美眼がどのようなものかわからないし、加えて結婚の先に見え隠れする子供をもうけるというできごとについて、女性である妹は妊娠・出産に際して肉体面で抱えるリスクは小さくないことを心配する気持ちもあり、めでたいなという気持ち以上に大丈夫かなとおろおろもしていた。

式の前日の夜、妹に呼び出されて結婚相手と母と4人で食事をすることになり、その時に初めて相手を顔をあわせて今までの心配はなんだったのかと思うくらいへなりと安心した。

けっきょく自分だけがいつまでも妹を子供扱いして、人の性根も覗けぬあどけないものだと侮っていたんだなあと反省するような安心するような、とにかく変な心地だった。
それくらい相手の人はいい人だった。


明けて日曜日、式当日、ホテルの中の祭壇で神前式の挙式をあげた。目の前にいる打掛を着た妹を見ながら、こうして儀式に臨むような人間になったんだなあと不思議な気持ちだった。

披露宴で色直しを経てウェディングドレスに着替えた妹は、身内のことながらとても綺麗で、やっとのこと本当に結婚して家庭を持つんだなあと納得できた気がする。

ビデオで相手の人との旅行の写真とかが流れて、自分の知らない生活を経て今に至るんだなあ、とか、書き出してみれば当たり前のことばかりだけれども、しかし実に身にしみて感じていた。

そして同じくらい、母と3人でいろいろ旅行に行ったこととかを思い出して楽しかったけれど、そういう3人の機会はもうほとんどないんだろうなと思うと少し寂しかった。


披露宴を終えて母とホテルに戻って実にいろいろなことを話した。妹のことも、妹以外のことも、お互いのことも、お互い以外のことも。

母と次は (結婚するのは) 自分の番かなというような話になり、自分は、しかしうまくやっていく見立ても自信もないしよくわからない、という風な返事をしたら、人間が何をするときにも初めてなのだから臆病になりすぎずとにかくやってみたらいい、というようなことを言われてはっとした。
普段自分が考えていることと同じだし、なぜそういった生活のことについてだけ過剰に防衛的になるのかということについて、合理的な理由も実のところあんまりないなということに気付かされた。
(そもそも特定の誰かが今いないので、そういう意味では現実味がないのだけれど)

いろいろ話すうち、自分の中にある好奇心だとかはこの人から強く受け継いだものだろうなあと思った。

自分はインターネットを通じていろいろなものにアクセスできて、表面的にはいろいろなものごとを見たり知ることができる。
だから年が同じころの母と比べたら未知の量は少ないかもしれない。

好奇心を遮るものはたとえば恐怖心で、恐怖心はたとえば未知のものに対して生まれる。
未知の数でいえば、母より自分のほうが好奇心を遮られることが少ないといえる。

そういうアドバンテージもないまま未知の暗闇を知りながら虚栄を見せるでもなく「やってみたらいいよ」と言える母は、実は自分が思っていたよりもずっとすごい気がしたし、自分はそういったテクノロジーの恩恵を受けておきながら臆病になっていてはいけないなと思った。

だから妹も、きっと自分の知らない強さを持っているのだろうし、これまで以上に話をしたいなと思った。

2017年のN冊

2017年に読んだ本で良かった本を挙げる。




マンガ

恋は光

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

いままで読んだ中で最も好きな作品のひとつになった。

ラブコメという類型の中でも「恋とは?」というテーマに作者も登場人物もこだわり考え抜くという少し変わった作品。

7巻の完結をもって振り返ると、結果はある程度予想できたもののどういう経過を辿るのかが非常に気になるストーリーで、そしてその経過については非常に納得できるものだった。

個人的に、北代さんは久しぶりにマンガを読んでいて心が揺さぶられる人物でした。来世ではなく今生で幸せが訪れますように。

過去の感想:

d.aereal.org

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めがはーと

めがはーと (ビッグコミックススペシャル)

めがはーと (ビッグコミックススペシャル)

『クズの本懐』の横槍メンゴ先生の連作短編集。自分の寿命を自由に他人に譲渡できるという世界観のおはなし。

episode03の最後の「私の“愛”は、メガ級だから。」「(重たいのよ。)」はタイトルコールを思わせるいい幕引き。
スタジオアルバムの最後のほうに収録された曲がかっこよくアルバムタイトルをリフレインする時みたいなオシャレなかっこよさがある。

episode04では丁寧に現代における「呪い」のかけかたを描く。非常におすすめ。

私の少年

今まで聡子の目から遠い少年でしかなかった真修の内面によりそうストーリーが始まって目が離せない。

3巻まではファンタジーっぽいかんじだったけど4巻からは美しい破滅のはじまりというかんじで今後に期待。

新米姉妹のふたりごはん

新米姉妹のふたりごはん4 (電撃コミックスNEXT)

新米姉妹のふたりごはん4 (電撃コミックスNEXT)

2017年最もおなかが減ったマンガ。4巻の「海鮮丼」エピソードはほっこりします。

手の凝りようがほどよいので料理しようって気持ちになる。

僕らはみんな河合荘

僕らはみんな河合荘(9) (ヤングキングコミックス)

僕らはみんな河合荘(9) (ヤングキングコミックス)

9巻は2017年もっともめでたいで賞に輝きました、おめでとうございます。

小説

春待ちの姫君たち

春待ちの姫君たち (創元推理文庫)

春待ちの姫君たち (創元推理文庫)

この作者は思春期の狭苦しく重いコミュニティの話を書くのが上手で、その中でもこの作品はいわゆるミステリの作風とうまく融合している。

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十二人の死にたい子どもたち

十二人の死にたい子どもたち

十二人の死にたい子どもたち

はじめて冲方丁作品を読んだ。なんとなく頭の中のビジュアルとか舞台設定がダンガンロンパっぽい。