この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

タイムズでずっとMAZDA3かCX-30に乗っている - 『言葉を吐く』

気持ちが変わってきて代車のワゴンRに乗るようになってきた。単純に梅雨に入ってきてさすがに不便になってきたことなども理由としてあるけど、必要に駆られて乗る内に慣れてきたというのもある。

はっきり言って乗っていて楽しくないし扱いに困ることも多くて安全のために避けていたいけど、乗っているうちに自分の車として長く乗ってきたMAZDA3だけでは気付けなかったことに気付けた。

アクセルペダルのタッチが悪いし反応も悪い。ペダルの感触がぐにゃぐにゃで遊びも大きいので、どれくらい踏み込んだらどれくらいスロットルが開くのかよくわからない。

出力も軽自動車の仕様でキャップされているから、滑らかに加速していきたいのに思った通り加速しないなと感じて深く踏み込むとキックダウンしてしまい戻す……ということがしょっちゅうある。 慣れの問題もあるけど、ほしい加速を得るためにはキックダウンするしかないのであえて踏み込むということもままある。

遊びが大きいのはセッティングの詰めの問題だけではなく、吊り下げ式なのである程度遊びを持たせておかないと過敏すぎて危ないということもありそうだなと感じた。 同時にオルガン式のアクセルペダルは単にブレーキとの踏み間違いや疲労軽減に留まらず、遊びを減らして反応を良くすることもできるという利点もあるんだろうな。

ブレーキのタッチもあまり良いと感じない。ATの変速スケジュールの気持ちがよくわからなくて、止まる前に少し緩めて滑らかに止めたいのに1速に落ちて変速ショックで揺すられることも多い。

あとアイドリングストップの制御が素朴でこういうブレーキ操作をして緩めるとエンジンがかかって、そのショックの大きさと動力が伝わることによる制動力の変化のために強くブレーキを踏む羽目になる。 アイドリングストップはあまりにアホすぎるのでずっと切っている。

と、文句タラタラだけど、こうした点はMAZDA3に乗る限りは特にこだわっていたわけではなくそれが当たり前だと思っていた。 別の車に長く乗って気付いたこれらの点は、もはや自分にとって当たり前・前提となったのでこれらがない車に長く乗ることはもはや難しい。

また、スポーツカーないし動力性能を売りとしていない高級車にも高出力エンジンを積む意味もわかった気がする。 出力の不足はそれだけで車に乗っている時の体験をスポイルするので、車の重量や走行シーンに合わせて十分以上の出力を備えることは高級車の必要条件らしかった。