この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

コンドルズ合宿ワークショップ

三条御幸町のアートコンプレックスに観に行った。5日間でダンスを創作するという合宿ワークショップらしい。

知らない人を生活を共にする想像をするだけでストレスを感じるのに、ダンス表現をやるというのもまたなんともハードコアなイベントだなあ、という印象で怖いとすら思った。

発表は、単なるダンスというより演劇などの要素もある総合アートみたいなかんじだった。

最初に「笑いあり」とか「(出来は) どれほどのものかわからない」みたいなことをワークショップの講師の方が話していて、どういうものになるのか想像がかき乱されたまま観始めたのだけど、自分は終始、強い緊張を感じていた。滑稽な動きをするシーンもあったけど、場に流れるリズムが乱れることなく続いていた中でのできごとだったので、緊張の解けるような笑いは湧いてこなかった。おもしろいとは思った。

音楽や動き、ストーリーに絶えることのない流れのようなものがあって、その大きな流れが1時間すこしのあいだ、途切れることはなくて、自分はずっと息が止まる思いだった。普段、生活しているときにリズム、抑揚を感じて動くことはほとんどないので、人間がリズムという流れに同調して動き続けるさまに圧倒されるしかなかった。

だから、1時間すこしの舞台を見終わったあとはとても疲れた。

発表が終わったあとはアフタートークがあって、これもおもしろかった。講師の方らがずっとだらだら喋るような内容を想像していたのだけど、合宿に参加した人も全員その場にいて、それぞれ感想などを話していて、それに応じて他の講師の方なども喋っていて、なかなかおもしろかった。

参加した人それぞれのバックグランドが多岐に渡っていておもしろかった。必ずしもダンスの経験がある人や得意な人ばかりではなくて、ただ好奇心や勢いで参加した人もいてよかった。

人間があれだけ動いているのを見るのは久しぶりだったので、少し感化されて自分も体を動かしてみたりしようかなんて思った。