10/21

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

早起きして東京に向かう。新横浜→八王子と乗り継いで立川へ。首都圏と聞くと30分もあればどこへでも行けるような気がしているけれど、ここらへんになるとそんなこともないんだなあ。

立川のシネマシティで『リズと青い鳥』の極音上映を見る。正直なところ、悪くはなかったけれど飛び抜けて良いという感想は持てなかった。

座席の配置が微妙で前の人の頭が被るとか、なんか変なにおいがするとか、そういうことが気になったし、気になる程度には引き込まれていなかった。期待値が高すぎたのかも。

画面自体は他の映画館と比べて大きいこともなかったので、他のシネコン (MOVIX京都とか) で見るほうが総合的な体験は良かった。

 

立川を出て渋谷で友人と会う。東急線1日乗車券で東急沿線を巡ろうという会。東横線の二子玉川でまず降りる。

DINKSが憧れて住みたがる街ということで駅前のビルに入っている店はチェーン店がほとんどなく高そうな場所ばかり。オーケンが『ケテルビー』で「二子玉川で彼女を愛した」って歌っていたので、なんとなく三軒茶屋っぽいイナたい感じかとおもっていたのでギャップで驚いた。

祭りか何かで賑っていたのでスペイン料理のお店でお菓子と飲み物を買って一休み。びっくりするくらい天気が良い。

 

再び駅に戻り今度は大井町線で旗の台まで向かい池上線に乗り換え、蒲田に降り立つ。一気に雑多になる町並みの中でTOKYU SQUAREだけはまだハイソさにしがみついていたのがおもしろい。

ちょっと歩いてJRの車両基地のまわりをぐるりと歩く。マンションが並ぶエリアもある一方でひなびたスナックがあったり、大阪のミナミともまた違ういい味のある街だった。

駅に戻り今度は多摩川線経由で武蔵小杉へ。武蔵小杉駅の展望テラスを見ようということに。近鉄の平城京駅ほどではないけれど、ずっと都心に近いところでこんな眺めが得られるというのはちょっといいなーと思った。

ここから急行で横浜まで。時間がないので改札口を見るだけだったけれど、道中聞いたサインシステムデザインの専門家が設計したというみなとみらいの駅を軽く見た。おもしろそうだったのでKindleで買って読んでいる。

サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系

サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系

 

横浜からいよいよ京急に。何度か快特に乗ろうとしたことがあるけれど、品川から乗ろうとした時は東武の車両しか来ず、がっくりきて諦めた思い出がある。

しかし今回ついに! 京急の車両に乗ることができた。ロングシートだったので恐らく1000形。

高速車両らしく、加速はやや遅めだけれどもJR西の新快速よろしく120km/hで爆走するのは感動した。

 

京急蒲田で降りてうわさの蒲田要塞を眺めたあと、エアポート快特で羽田空港の国際線ターミナルを訪れた。羽田は国内線しか利用したことがなく国際線ターミナルは初めて。

セントレアと似て天井が高く、2F, 3Fまで見渡せる。というか関空の広さが特異なんだろうね、という話をした。

国際線ターミナルの中は訪日観光客向けに日本的な趣向を凝らした売店だったりがあって普段日本に暮らしているとそんなものに出会うことはほとんどないのでおもしろい。

中でも「日本橋」と名付けられた橋が架けられていたのは笑った。空港の中で特に橋を架ける合理的な理由はないけれど、単に日本っぽいからという理由で架けられていて、その意味不明さにゲラゲラ笑っていた。

その後、展望エリアで飛行機の離着陸を眺める。

 

再びエアポート快特に乗り、さっき降りた京急蒲田を通過し、品川へ。

中目黒のBaird Beerというお店を教えてもらった。飲み比べセットで小さなグラスで3種類飲めるので、お酒に強くないが楽しみたい自分のような人間にはありがたい。

食べ物もおいしかったけれど、二人であることを忘れてほいほい頼んだらけっこう量が多かった。