12/28
オフィスの大掃除をした。MacBook Pro を掃除していたら、まだ2ヶ月ほどしか経っていないけどずいぶんお世話になっているよなあ、と思って愛着が湧いていることを自覚した。
夜、以前から気になっていた喫茶店で軽食とコーヒーをいただく。明治っぽい一昔、二昔前の欧州などを意識したレトロで落ち着いたよいお店だった。天井が高くて窮屈なかんじがしなかった。
いわゆる「隠れ家」っぽいかんじがないのが新鮮だった。
そのあと河原町三条でまたお茶をする。甘味がほしかったのでココアを飲む。
雨が降っていたけど京都駅まで歩く。歩く通が違えばリズムも違って、出発点と終着点が同じでも飽きない。
家に着いてコードを書きはじめたら勢いがつきすぎて4時くらいになっていたので寝る。
12/29
昼前に起きて、どうやって空港まで行くか悩む。
理想としては阪急の快速特急 (京とれいん) に乗って天下茶屋で南海のラピートに乗り換えられたらよいのだけれども。
悩みながらコード書いたりしていたらいよいよ時間が迫ってきたのでかばんひとつに少ない着替えと MacBook と GXR を入れて家を出る。
阪急大宮から河原町まで行って折り返すことにした。ラピートは夏に乗ったし、京とれいんはずっと乗りたい乗りたいと思っていたのでこちらを優先することにする。
20分以上前なのに既に2番のりばに停車していたので小走りで改札を出て U ターンしてまたホームに入る。
混んでいると思いきやそうでもなかった。年末だし観光用途を対象に運用されている快速特急はあまり人が入らないのだろうか。対面式の畳が張られたシートに座ってみる。
阪急の自動案内放送は初めて聞いたけれど、なかなか新鮮でおもしろかった。自動案内放送は京阪がいちばん好きだ。
桂駅を出ると日本語と英語と中国語と韓国語で観光案内が始まった。梅田方面に向かう電車で桂を出たばかりなのに嵐山の観光案内をしていた間抜けだった。
乗りなれた路線ではあったけれど、とても新鮮で、なにより時間とかとにかく自分を焦らせるなにもかもを忘れて車窓からの景色を楽しむことができてほんとうによかった。
京阪もそうだけれど、乗っていてとても楽しいし、おもてなしの心があって粋だと思う。
このまま新淀川橋梁を越えてみたかったけれど、淡路で天下茶屋行きに乗り換え。淡路要塞の工事が着々と進んでいる様子を片目に地下へ。
天下茶屋への到着予定は16:01で、ラピートβが16:03発だったのでその10分くらいあとの空港急行に乗るつもりで特急券を買わずにホームにやってきたら目の前にちょうどラピートが止まって、ダイヤが乱れているのかと戸惑ったりしつつも、そばにいた駅員に特急券は車内で買えるか尋ねたら買えるとのことだったので飛び乗る形になった (駆け込んでいない)。
時間をみたらちょうど16:03で、つまり2分足らずで乗り換えできたみたいだった。たぶんキャリーケースを持ち歩いていたら乗り換えられなかったと思う。荷物が少ないととにかく得しかしない。
南海のラピートは全席指定で特急券がないと乗車できないということになっている。乗務員を探して特急券を買ったのだけれど、それまでのあいだに特急券をなんとしても購入したくないとごねる人を見て気分が悪くなった。
空港に着いたら前に搭乗口があったところにはなにもなくてがらんとしていた。案内表示に Peach は第二ターミナルビルより発着します、ここの1階よりリムジンバスが出ています、みたいなことが書いてあった。
第二ターミナルビルみたいなところ、広くて綺麗だったけどがらんとしすぎて不気味なところがあった。とても広い空間に Peach の国際線と国内線のカウンターと搭乗手続 (チケットの発券) を行うための端末があって、あとは壁にレストランとかカフェがあるだけだった。
搭乗手続をすませたら15分ほど遅れているらしく、まあ15分くらいだったらどういうこともないので、特に気にせず目の前のレストランでオムライスを食べる。この日はじめての食事だったということに食べはじめてから気がついた。やけにお腹が減っていたのも頷ける。
保安検査場をすぎた待合室はカラフルなソファとかがあって保育園ぽかった。MacBook を出してコード書いているうちに搭乗がはじまった。意外とよいテンポだった。
飛行機に乗ってからはものすごく眠くなってきて1時間くらい寝て、残りの1時間はぼーっとして過ごしていた。
着陸してから10分ほど先行する ANA の機体が故障している影響で立ち往生しておもしろかった。
新千歳について親に連絡をしてから JR の駅へむかう。念のために指定席を買う。予想通り、指定席は残りわずかだった。JR も15分くらい遅れていた。他人事のようにたいへんだなあ、と思うばかり。
車内ではずっとコードを書いていた。日記を書くためのツール。座席に PC 用のコンセントが設けられていたけれど、配置が悪すぎて Mac の AC アダプタだとテーブルの軸と椅子のクッションと干渉してまともに使えなかった。
途中で気分転換にブログの下書きも書いた。エディタで書くと集中して書ける。あとアウトラインから書きはじめて、そこそこに構造化されたまともな文章が書けたとおもう。
最終的に20分遅れくらいで駅に着く。歩いて帰ろうと思ったけれど、手袋がなくてあまりにつらかったので少し歩いてからタクシーで帰った。初乗り運賃が490円ばかりで安すぎて驚いた。
家に着いてからは会話もほどほどに疲れていたし遅かったので寝る。
12/30
昼くらいに起きる。シャワーをあびてから家族とショッピングモールにでかける。特になにか目的があるというわけではない。妹がいろいろ欲しがっていた気もする。
妹がいろいろ見ているあいだ、母とファストフードを食べる。
うちの家族は会話が少ないとおもう。会話はしないわけではないけれども、雑談のための雑談みたいなものがとにかく少ない気がする。
一人暮らしをするようになってから少なからず感傷的になったりする。うまくいっても、あと数回帰省しているうちにどんどんお互いに老いて、数えるうちに死ぬだろう。なにか話したりすることを求められているのかも、と思ってなにかするにもリビングにやってきてするとか、いつでもできることはやらない、あるいは夜中にやるとか、昼まで寝すごさないようにしてみるとか、いろいろ考えたりするけれど、でもどれもうまくいっている気がしない。
うまくいっていない、というのは、会話が増えたりなどしていない、ということ。
でも、そういうことを求められているのではないかもしれない、とも考える。なにか、意味のある会話だとかを求めたりするのではなく、そこにいるとか、そこにいない、とかが重要で、それを求めていたり求められているのではないか、とか。わからない。
わからなさすぎるので、あまり深く考えないことにした。なにかをしようとするのは求められてからでよい気がする。けっきょくいまなにをしたらいいのか、ということがわからないのだから。
ぼんやり会話した記憶があるようなないようなまま帰る。30日で街のリハーサルスタジオが年内の営業を終了するようだったので、街で降ろしてもらう。
店頭でスティックを買ってドラムの叩き納めをする。体力がまず足りていない。いろいろ演奏技術だとかの向上を考えて実践しようにも、とにかく体力がついてこない。基礎体力をなんとかしなければ。
雨の中、ぼんやり考え事をしたようなしなかったようなまま、家に帰る。
12/31
11時くらいに起きてだらだらしている。年末など関係なく仕事のある妹が不在のまま、母と自分とでなんとなく掃除っぽいことをしてみた。
おせちを食べてからニコニコ動画のプレミアム会員に登録して風呂に入る。あがったら10時だったので慌てて着替えて『猫物語 (黒)』の放送を見る。
途中で年越し蕎麦をいただいたりする。
終わったら日付が始まる10分前くらいでなんとなくリビングで親と年越し番組を見て、年が明ける様子を見て挨拶をしてから寝る。
1/1
特になにもしていなかった気がする。たぶんこの日は外出していない。
コード書いていた気がする
1/2
初詣にいった。とてもよい体験だったのであとで詳しく書く。
おみくじを引いたら大吉だった。運くらいよくないと困るとおもっていたので、運がよかったみたいでよかった。
1/3
朝起きたら雪がどっさり積もっていて、玄関のドアが開かなかった。ほとんどすぐに目が覚めて雪かきをはじめる。1m 以上積もっていた気がする。
幸いにも天気がよかったこと、気温がそれほど低くなかったこと、積もってから降雪はそれほどなかったこと、などその後の経過はまずまずというかんじで、とにかく雪かきをしたらなんとかなった。
お昼にカレーをいただいてから、孤立した車を救出するために再び雪かきをはじめる。1m くらい積もった四畳半くらいの雪をかきだした。よく働いたという気分になった。