『追想五断章』

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

追想五断章 (集英社文庫)

追想五断章 (集英社文庫)

読んだ。主人公を初めとして年齢が全体的に高め。大人である主人公の一人称や異国情緒溢れるリドルストーリーから渋い雰囲気が出ている。

読んでいて大人版『氷菓』っぽいなと思った。救いようのないオチは似てるような気もするし後味が悪すぎる気もする。このどうしようもなさは『大人版』だからかもしれない。

最初のリドルストーリーを読んでなんとなく繋がりがわかった。わかったというより予感したというほうが正しいのかもしれない。ただ最後の短編を読んでも情緒的な真相はよくわからなかった。