クロアチアに行ってきた。人生で初めての海外旅行。
瀬戸内海も日本海も太平洋もあるじゃないか、というのはもっともだけど、なんとなくどこかに行きたくて、山というよりは海を見たい。なぜなら標高を稼がずに済むから。
関空を出る飛行機がエンジンの不調で2時間遅れで出発、飛んでいる最中もシベリア上空でよくて不時着、最悪墜落したら笑えないなと冷や汗をかきっぱなしだったけれど、無事に帰ってきた。
行き先を決めるまで
スコットランドに行こうと思ったものの行動に移らないまま1年、2年と過ぎる。
何をためらっていたかというと、とにかくなにもかも未知だったことに尽きる。治安はどうなの、どういう見所があるの、食べ物は合うだろうか、何日あればいいのかわからない、予算いくらあればいいのかわからない。
ひとつずつ未知を潰すことを決め、まず旅行会社のツアーを6泊7日で探し出して、相場感を養った。候補はスコットランドとフィンランド。ヨーロッパに行きたいという気持ちがずっとあったのでヨーロッパで探した。
なるほどこれくらいね、という相場がわかって吟味に入る。
フィンランドは直通便がある。夏場だとヘルシンキが主で、船でエストニアのタリンに行くというプランもある。冬場には北のほうでオーロラ鑑賞もあるみたいだけれど、基本的に南のヘルシンキ周辺に人口も集中しているので、ここらへんが旅行の中心になりそうとのこと。
スコットランドは広いので湖水地方を見たり海沿いを見たりしたいけれど、けっこう移動時間に食われそうということがわかる。別にスコットランドだけじゃなくてもいいけど、イングランドなどを巡ろうなどと考えはじめるといよいよ足と時間が足りない。
どちらも行ってみたい国だけれど、決め手に欠けるなあと悩んだので、他の行き先について考えてみる。試しに行きたいところを思いつく限り挙げてみるものの、失敗だった。とにかく挙がるけれど調べるのが大変だし、そもそも決め手はなに? というかんじになる。
落ち着いて考えてみて、海とか山とか花とか自然を見ることを目的にしたらいいかなと思いはじめた。ずっと日本の盆地暮らしなので、気候や地形が違うところを見てみたい。
美味しい食べ物を食べられたらいいけど、それは第一の目的じゃなくていいかなと思う。
いい写真を撮る人たちの日記・ブログを眺めているうちに id:wonodas さんのクロアチアに行ってきた日記を読んで、アドリア海ってこんなに透き通っているのか!!! ていうかクロアチアって南米じゃなくてヨーロッパなのか!!! と驚いた。
(サッカーが強い国という知識しかなかった、サッカーが強いということは南米? くらいの雑な認知だった)
急に魅力的に思えてきたし、折りしもこの頃に米澤穂信の『さよなら妖精』を読んだところだったので、クロアチアにしよう! と決めた。
- 作者:米澤 穂信
- 発売日: 2006/06/10
- メディア: 文庫
旅程を決めて出発まで
調べると日本からクロアチアへ直行便が出ていないことがわかった。乗り継ぎは必須で、しかも初めての海外なので旅行会社のツアーを選ぶことにした。
最初は6月に行こうと思っていたけれど、ハイシーズンに差し掛かっているようで急に価格が上がったのでGW明けの5月とした。
旅行会社とのやりとりは不明瞭なところもなく、価格の内訳について尋ねたらきちんと回答をいただけた。
(「この名目はサイト上で1名時のチャージですか?」とかそういうかんじ)
ツアーといってもホテルと航空券の手配だけしてくれて、添乗員とかはなし。
予約が済んだのが2月頃で、出発までしばらく時間があるし、初めてのことなのでいろいろ必要なことを見落としたら困るのでTrelloでやることを管理した。
クロアチアでのこと
はてなブログのAndroidアプリで毎日寝る前に日記を書いた。
今回はザグレブとドブロヴニクを巡ったけれど、スプリトや、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタルがドブロヴニクから近いので、もう2〜3日足してそれらまで足を運んでみたい。
写真たち
写真ブログに載せていく。
FA 31mm F1.8とFA 77mm F1.8, DA☆ 55mm F1.4, DFA 15-30mm F2.8を持っていった。言い換えると手持ちのレンズの内、DFA☆ 70-200mm F2.8以外すべて持っていった。
70-200mmを持っていこうか悩んだけれど、出発前にかばんに入れて重さを計ったら8kgをオーバーしたので踏ん切りをつけて持っていくのをやめた。
写真を撮ってて「あれがあれば」と思いはじめたらキリがないけど、帰ってきて蓋を開けてみれば55mmで撮った写真が一番多かった。
明るさとか画角とか、未知の場所を歩くのになんだかんだと重宝した。普段撮っていてそんなに慣れているとも思っていなかったのでちょっと驚き。
55mm1本でよかったかも? と思うものの、広角じゃなければ! という場面もあったので、まあまあ。