この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

夜、帰ってきたら雪が降ってきた。降るだけかと思いきや積もってきて、こうしちゃおれんとカメラを手に外に出かけた。

雪の勢いはどんどん増し、吹雪いてくる。

夜にカメラを持ち出すときは研ぎ澄まされる。光量に乏しく、ISO 感度を上げる必要があって、おおむね ISO 感度が上がるにつれて写真から繊細さは失われる傾向にある。おまけに暗いのでピント合わせもむずかしい。

昼間に出かけて撮るときよりもいろいろなことを諦めなければいけなくて、それが自分を研ぎ澄まさせる。

露出と構図とブレに意識を向ける。脳をグレースケールに変える。フォルムと光線だけになる。

暗いとシャッタースピードは遅くなる。スロウなシャッターの音は昼間には表れない音だから意識を向ける。真夜中のシャッターは切り取るというよりもかじるよう。