4月に大原まで出かけたのが思いの外に楽しくて、もっと遠くに手軽に速く行きたいと思うようになった。
その時からロードバイクのことを考えはじめていて、これは一時の気の迷いでないかを確かめるために木津まで走ってみて、しんどかったものの楽しくて、そして先週は貴船に行ってみて、以前よりも成長が見られて、やはり楽しかった。
それでもう、お手上げというか降参というか、これはもはや時間の問題だと気付いたので、貴船に行った帰りに気になっていたモデルを試乗させてもらって良い感触だったので買った。
買ったのは Raleigh の Carlton N というロードバイク。
ロードバイクを選ぶにあたっていくつか抑えたい点を決めた。
- 見た目が気に入ること
- ホリゾンタル
- 細身
- コンポーネントを交換して楽しむ余地があること
- SHIMANO の Tiagra グレード以上を考えた
- 今乗ってる GIANT ESCAPE R3 より乗り心地などの点で明らかに違いを感じられること
- 長距離・長時間の走行に堪えること
- いわゆるツーリングを指向している
まず見た目から入って、Calamita argent や BASSO VIPER 5800 とか Panasonic ORC28 も考えたけれども Raleigh Carlton F に一旦は気持ちは落ち着いた。
実際、試乗してみると CRN と CRF で価格にある以上の価値を感じられなくて、それだったら安い CRN を買って差額でいろいろ買ったりするほうが楽しかろう、と思って CRN の方にした。メッキフォークもポイントが高い。
納車されて、高揚した気分のまま上賀茂神社まで往復してきた。
ドロップハンドルの前掲姿勢はそんなに違和感はなかった。ちゃんとフィッティングできているのかも。
クロスとロードの違いか、アルミとスチールの違いなのか、あるいはコンポーネントのグレードの違いなのか、はっきりとはわからないけれども、とにかくはっきりと違いを感じる点はいくつもあった。
重いギア比でも一旦漕ぎ出して前進しはじめれば、抵抗が少ないからか、前進していく。
同じエンジン (人間) と同じ道路という条件で走ってみたので、明らかに自転車に違いがあるのだと思う。
漕ぎ出してから加速していく感触も違う。
ギア比の問題かもしれないけれども、クロスの時には漕いだ分の力が推進力が変わる効率は相対的に悪く感じられた。ペダルは軽く推進力に乏しいか、ペダルは重いが推進力は強い、の両極端に感じられる。
しかしロードに乗ってみると、加速の仕方が違うように感じられる。加速するにつれて漕いだ分よりもより強い推進力が生まれるような感触がある。どんどん加速していって「グイーン」というかんじの加速をしていく。
ドロップハンドルからなる姿勢の違いもあるのかもしれない。足にかかる負担はより軽く、しかし加速は容易になり速度もより速くなった。
ほんの30分ほど乗っただけだったけれども、違いは明らかで、走れば走るほど楽しくなって仕方がなかった。
週末には将軍塚を走ってみて、坂を走れそうか試してみたい。