いろいろ試してきたけど、今は Wunderlist に落ち着いている。
- 自分が使っているプラットフォームで快適に使える
- Mac
- Android
- 必要な機能が揃っている
- リスト
- リマインダ
- 期限によるフィルタリング
- 安定した同期機能
……といった自分にとって必要な機能が揃っている。
以下、これまでに試してみて自分に合わなかったツールについて供養する。
前提
- 仕事・プライベートで日常的に Mac を使っている
- 現在のモバイル端末は Android がメイン
- スマートフォン
- タブレット
- iPhone 5 は Wi-Fi オンリー
- (iPod touch を持ち歩いていたこともあった)
これまでに使ったツール
taskpaper.vim
TaskPaper の機能をフィーチャーした Vim プラグイン。キーバインドを設定すると素早く期限をつけたり、別のリストへ移動したりできて便利。
Dropbox に放り込んでおいて、Android や iPod touch に同期していたけど、モバイルで確認したり編集したりはほとんどしなかった。2日くらいでやめた。
自分にとってタスク管理にリマインダが不可欠だということがわかった。
Mac での操作は楽だしものすごく素早くできたけれど、タスク管理においてはそれほどの操作速度はいらなかった。それよりもアクセスしやすさが重要だった。
よかった
- Mac でとても編集しやすかった
よくなかった
- モバイル端末で編集しづらかった
- リマインダがない
Any.do
プレーンな見た目。Android アプリと Chrome 拡張を使っていた。
Daily Planner という、毎日決まった時間にタスクの整理を促す機能があって、これがよかった。
単なるリマインダにとどまらず、期限などが設定されていないタスクが順番に出てきて、「これは今日やる?」ということを Yes / No で答える、というもの。不勉強だけれども GTD っぽいと思う。
タスクをまとめて移動とか、そういうバッチ処理みたいなことがやりにくくて整理が滞り、ごちゃごちゃとしてきたので使わなくなった。
断続的に3ヶ月くらい使った。
よかった
- Daily Planner がある
よくなかった
- 整理する機能がちょっと足りない
- Chrome 拡張の使い勝手がよくない
Evernote
ごちゃごちゃしていて、タスクの整理だけやるぞ、というかんじにならないのが嫌で使っていない。
試しに半日くらい試したけれど、やっぱりごちゃごちゃしているな、と思ってやめた。
できることが多くて「道具」というより「プラットフォーム」のようなサービスだと思った。タスク管理以外に画像のメモとかもぜんぶ Evernote に保存して便利に使う、っていう人がいるのも納得できる。
ただ、自分が求めていたのは特定の用途に特化した道具としてのサービス (アプリ) だったので合わなかったんだと思う。
よかった
- (高機能そう)
よくなかった
- 機能が多すぎた
- 用途が絞りきれない
Google Keep
Google のメモサービス。いつのまにか Google Now とかと密接に連携するようになっている。
あくまでメモツールで、その中にチェックリストを作る機能やリマインダがついている、と考えるのが適切であるような気がする。
主にソフトウェア技術系の思い付きを、既にタスク管理ツールとして常用していた Wunderlist から分離させよう、と思って、思い付きを書く場所として隔離した。
これはうまくいかなかった。
まず「定期的に思い付いたことをチェックして、適宜タスクにしていく」という運用はすぐに破綻した。Google Keep から Wunderlist のタスクにするのが手間だった。あとタスクのレビューみたいなことを2回やることになるのでだるくて嫌になった。
思い付きとかをメモするツールとか、ポケモンで遊んでいるときに今わざマシンをどれくらい集めているか、このイベントを始めるのに必要なアイテムは何があるか、とかを記録したりチェックするツールとして今も使っている。
よかった
- Google Now と密接に連携したリマインダ機能
よくなかった
- (運用がだるかった)
GitHub
Pro に入ってプライベートリポジトリが5つまで作れるようになったので、1つタスク管理用のリポジトリを作って Issues で管理してみた。
向こう半年の大きめ (1万円以上) の出費の計画について洗い出したり、旅行の予定を考えたりした。
仕事で開発している時のような雰囲気で、ひとりでディスカッションみたいなことをやるモードになれたのがよかった。
「これとこれを買ってきたらごみ箱を自作できるんじゃないかな」とか「調べたらこれ使うと手早くできそうだった」とか。
こういう過程を残せるかんじは他のツールでは得られなかった。
難点は、やはりタスク管理ツールとしては貧弱であるということだった。Milestones とかあって、一見、事足りそうにも見えるけれど、タスクにメタデータを与えることはできるものの、メタデータをもとになにかしてくれる、ということがないのが不満なのだった。たとえばリマインダとか。
1ヶ月くらい使ってやめた。
よかった
- 過程を残せる設計
- テキストエリアが大きい
- チェックリスト
よくなかった
- リマインダなどがない
- モバイル環境での閲覧・編集が弱い
Trello
その時のチームで使っていたので、試してみた。
チームでの使い方に倣って、カンバン的なリストを作ってわけた。Backlog, To Do, Doing, Done, Waiting, などなど。
これは個人のタスク管理に対してはオーバーキルだった。
あと、リマインダの挙動が融通が効かないのも不満だった。期限のみが設定できて、その期限の10分前とかだけだった気がする。
状態を管理したい読書リストみたいなものには今でも細々と使っている。
Trello も Evernote に似たごちゃごちゃさがあると思う。
よかった
- カンバン的な運用がしやすい
よくなかった
- リマインダの融通が効かない
- ごちゃごちゃしている