超電磁砲

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

おもしろい。言っちゃあれだが、毎回、主人公の説教がないだけでかなり快適に視聴できる。
レベルアッパー編 (#7〜#12) は特におもしろい。クライマックスには派手な戦闘がある。でも、それ以上に佐天さんという「普通の子」のコンプレックスや疎外感が強調されていて、むしろそっちのほうに感情移入しやすかった。美琴がいちいち傷をえぐるような言動をしたりしてかなり引いた。でも、きちんと「改心」させていて、さすがに主人公を嫌味で鈍感な人間のままにはできなかったということか。そういうキャラクターがひとり居てもいい気がするけど、主人公にやらせるのはリスクが大きかったのかもしれない。
水着回とかメイド回とか、あざといというよりただのネタで、視聴しているうちに気付いたけど、超電磁砲のメインキャラクターってみんな中学生だった…。誰だったか「この前まで小学生だったのに」という台詞に、なんだかゾクッとした。
スキルアウト編はどうも安っぽいかんじ。不良っぽい人たちが、アニメ声の女の子と喋っているだけでシュール。おもしろいけど、あまりシリアスなかんじは漂わない。あと、ほとんどの戦闘がすごく強い男の人が表れて一方的にフルボッコにする、というだけのものなので、しかもそれが3回くらい続くから、かなりマンネリでつまらなくなってくる。まさかスポットが当てられた、眼鏡の先輩も能力自体が地味 (派手なアクションをともわない) なのでボコスカ殴り合っているシーンでは霞んでしまう。もうちょっと組み合わせを意識したらよかったんじゃないだろうか。
まあ、まだ超電磁砲は完結していないし、残りのポルターガイスト編というやつで、1クール目の後半にあったレベルアッパー編のような盛り上がりを見せられるかどうか、すごく楽しみ。
ちなみに佐天さんが好きです。