月曜日の朝イチの回で見てきた。6時ごろ起きなければいけないので前日は初めていく映画館なので道の下見をしたりお酒を飲んだり夜更かしせずに健康的な時間に寝て万全の体制で臨んだ。
こんなにしっかり準備したのはここ数年で唯一のことかもしれない。
自分は新劇の制作が決まってからTV版・旧劇をキャッチアップしたのでリアルタイムで視聴していた感慨とかはなかったけれども、新劇は公開される度に初日に見に行ったし特に『破』以降のどう転んでいくんだろうというワクワクはずっと抱いていたので足掛け14年 (!) 楽しみにしていたことになる。
以下、一度観賞したあとに感じたことなどを箇条書きにしておく:
- こんなにちゃんと終わるとは思わなくて感動した
- 正直、旧劇みたいな読後感がきてもおかしくないと覚悟していた (特に『Q』の印象が強い
- オーディエンスとしてもそうだけれど、制作陣が自身らへ向けて終わりを意識させるフィナーレという意味合いも強く感じた
- 合流地点で声をかけてきた人物がトウジだとわかった時に「そうきたかー!」ってなった
- 『Q』で意味深に名札が詩集されたシャツが出てきて、亡き人かのように扱われていたのでなおさら
- 『Q』の時点で14年経っているという実感はシンジはおろか自分にもちゃんとなかったけれど、はっきりと実感させるはじめての人物だった
- サクラはあくまで新キャラ、リツコやミサトなど大人達は雰囲気は変わっているが時間の経過そのものを見ることは難しかった
- しかし14歳が28歳になっているのはビジュアルも内面も何もかも違うことがはっきりわかる
- アスカ
- かなり大変な目に遭ってきた人物なのでいろいろなケリがついて本当に良かった
- ケンスケとのこともそう
- シンジとのこともそう
- やっぱり使徒の力を持っていたんだ
- 封印柱が埋め込まれているとは思わなかった 喉傷めそうな演技だなーと思って見入った
- 最後の海辺でのシーン、見た目がハイティーンっぽかったけれどそういう作画なのかそれとも成長を示唆しているのか?
- その後のシーンでアスカは出ていなかったので、そういうこと?
- シンジ
- 「周りの大人がちゃんとしていればシンジだってちゃんとしていられる」というのは『破』あたりで言われたことだし、実際そう思うけれどその極地にあると思う
- ミサトや村の人たちもそうだが、一番大きかったのはトウジやケンスケたちら「ちゃんと大人になった元同級生」なんだろう
- 加えて「みんな碇くんのことが好きだから」と伝えたアヤナミ (仮称) もか
- ここは南極での「恩人でもあり仇でもある」と嘆いたサクラの台詞にもかかっているんだろう
- アスカの「なんでアタシがあんたを殴りたかったかわかる?」にちゃんと答えられたシンジくんすげえ
- 「周りの大人がちゃんとしていればシンジだってちゃんとしていられる」というのは『破』あたりで言われたことだし、実際そう思うけれどその極地にあると思う
- 式波タイプ
- レイやカヲルは魂が使徒、肉体は人造のものという設定だったはずだけれど、式波タイプは?
- 「エヴァの呪縛」は式波タイプだから起きたわけではないよね (シンジも成長していないし)
- ゲンドウ
- どうあがいてもユイにしか救われないので本当に大変な人だな シンジはゲンドウ以外の他人と関わりあって「大人」になれたけれどゲンドウはそうではなかった
- 「大人になったな、シンジ」は親としてというより同類だと思っていた人間に追い越された、というようなニュアンスを感じた
- 後半、初号機と13号機の戦闘シーンはなんか笑えた
- 裏宇宙の設定をいいことにセット(?) とか出てきて「あっ これはめちゃくちゃにしてくるやつか?!」と身構えた
- けっきょくカップリングエンドか〜安易では〜? って気持ちと物語を考えると妥当だという気持ちがある
- でもたとえばカヲルとかレイにカップリングエンドを与える意味ってあったか?
- なんというか良くも悪くも『鬼滅の刃』の最終回のノリに近いなと思った
- 亡くなった人間を安易に甦らせていないだけ『鬼滅』よりマシかとは思う (『鬼滅』は甦らせているわけではなく転生だけど)
- 旧作へのオマージュがふんだんにあって走馬灯みたいな気分になり本当に終わるなーって実感があった
- これまでの新劇のカットだけではなく、TV版のカットなど
- 南極で巨大な綾波が出てくるところとか
- 「ネオンジェネシス」って出てきて「これは『残酷な天使のテーゼ』が流れるやつか?!」と身構えたけれどそんなことは起きなかったので安心
- 冬月司令はどの世でもたいへんだな
- 必ずLCLに還るさだめなのか
- 実写と「ありがとう」シーン来たらどうしようと思ったけど、結果的に悪くないかたちでどっちもあったのでなんかうけた
- 「イスカリオテのマリア」ってどういうこと?
- 裏切り者の母とかそういうこと?
- 『シン・』だとマリがゲンドウと冬月 (とユイ) を引き合わせたような描写があった
- 新劇世界での大戦犯は彼女なのでは?