『魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』を観た。
さやかと杏子が仲良さそうに連携しているシーンをいきなり見てもう泣きそうになった。
それから登校シーンがあって、とにかく杏子が輪の中にいるのを見るだけで感極まっていた。
いつこんな楽しい時間が終わってしまうのか、とはらはらしていた。
普通の魔法少女ものらしくて、「プエラマギホーリーカルテット!」は笑ってしまいそうになったけどじーんときた。
最初にほむらが杏子に声をかけて真相を究明しようとするシーン、に始まったわけじゃないけれど、最初からほむらの夢オチないしそういうオチがつくだろうとは思っていた。
しかし予想を越えてエグい……。
「魔法少女」が呪いを抱えて「魔女」になるというエコシステムが壊れたわけではなくて、そこにまどかが介入することで、魔女へ変化することなく命を終える、という意味だった。
まどかが「ほむらちゃんでも泣いちゃうようなつらいことできないよ」と言うシーンでほむらはもう一度時間を遡る決意をしたのだと思った。
けれどもそうではなかった。
ほむらが魔女になるシーンは凄絶で、エヴァの旧劇を彷彿とさせた。
魔女になったほむらはリリス綾波に似ていた気がする。
ほむらの殻を破壊して正しく円環の理に導かれるようみんなが戦うシーンで涙が溢れた。
というより杏子の寂しげな悲しげな所作が、一緒にいるさやかの優しさが、とにかくもうなにもかもだめで、涙が止まらなかった。
そのあと、ほむらが「愛」で狂っていること、神さえも人の身へ堕とす存在を「悪魔」と呼ぶのも納得だった。
続編ありそうだったけど、これで本当に終わるのだろうか。
とにかくものすごいアニメを見ている、という興奮がすごかった。