ここで何をしないか

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

今までで一番広い間取りの部屋に住んでいるが、気を抜けば物は増えていくので、間取りほど「広い」と感じることは少ないかもしれない。

物が増えると整頓することが大変になっていき汚くなりがちであると学んでいるので、物を少なく保ちたいが具体的にどうするのがよいか。

思うに物が増える原因はその部屋に様々な役割を与えようとするからだと思う。

寝室、ワークスペース、食堂、居間、などなど。
一人暮らしでワンルームないし 1K 程度だと住空間はほとんどひとつの部屋に集約されがちだと思う。

そこでいくつかの機能を自宅で持たないことにした。

ワークスペースはオフィスやカフェで代替することにした。特にオフィスは、休日は大抵誰もいないしワーキングチェアやディスプレイが既にある。

食堂も、外食することでほとんど必要なくなっている。

今あるデスクも、処分していいかなとさえ思っている。別にデスクがなくても MacBook を開くことはできる。

ワークスペースを家に持たせていない理由は他にもあって、目に入る範囲にコンテキストが切り替わるものをいくつも置いておきたくない、というものである。

本を読む時に大きなディスプレイや仰々しいワーキングチェアが目に入ればくつろぎがたい。または、コードを書いているときにギターが目に入ったらついつい手癖で手にとってしまうかもしれない。

気分転換は重要ではあるものの、気分を変えてしまうものがいくつもあればそれは毒であると思う。

最近は家でコードを書かないようにしている。仕事以外でコードを書かないわけではなくて、その時間を費す場所を家ではないどこかに求めているだけ。

気分を切り替えて集中すること、コンテキストスイッチが苦手な自分なりの工夫。

だからここは落ち着いてギターとピアノを弾いて寝るための場所になっている。