この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

日曜日の夜、雨が上がったのを見計らって自転車で出かけた。どこに行くというあてもなくただ西の方へ走った。

天神川通くらいまで御池通を走って、それから丸太町くらいまで上がりつつずっと西に向かった。大覚寺のあたりからまた北に上がって、衣笠山沿いに千本通まで戻ることにした。

それで広沢池の近くを走ったのだけれど、夜の真っ暗な中でもわかるくらい広く大きくて日本画で取り上げられていそうな風景が広がっていて思わず立ち止まった。こんなところが京都市内にあっただなんて。

そのまま進んで帰ろうと思ったけれど、広沢池を進んだあたりから本当に真っ暗な峠道のようになっていて変な怖さがあったので引き返して丸太町まで下がることにした。

途中、道を間違えて田んぼに出てしまった。不気味な静けさがあって引き返した。

静かな住宅街だったけれど物音もしなくて静かというより、やはり不気味だった。