この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

風邪をひいた。

夜中に台風がやってきた日、朝方まで資料を作ってから寝て起きると喉が腫れているような感覚はあった。けれど、気付いていないふりをした。秋だったから。

カマルに遅い昼を食べにいく。遅い昼といっても16時くらいだったから早すぎる夕飯くらいだったと思う。

腹ごなしに京都御苑まで歩いていく。穏やかな空気。台風の後で澄み切った空が尊い。

近くのコンビニで買った水を京都御苑のベンチに座って飲む。秋のそれとなった西日が左前方から照っている。いくらかシャッターを切る。

厳島神社の近くの柵に猫がいた。日陰でまどろんでいた。すぐ傍まで近付いても気にかけることなく気持ち良さそうに午睡を楽しんでいるようだった。

隣で女性が「これ、寝ているんですかね」と尋ねる。「ええ、たぶん。ずいぶん人に慣れてますね」。「本当ですねえ、撮っても大丈夫かな?」と言いながら iPhone で寝顔を撮ろうとする。

ふとした瞬間に目を開き、まだ少し寝惚けていそうな眼差しのまま振り返り、砂利道に降り、近くのベンチに座っていて老人のもとに鳴きながら寄っていった。あの老人は誰なんだろう。

女性が近くのベンチに座り、猫が傍に座っている。やがて柵で囲まれた叢の中に歩いていく。

帰ってきて寝不足が祟ったのか眠気がやってきて、それに負けてかなり早くに眠った。夜中に悪寒で目が覚めた。急いでスウェットをクローゼットから出して着替える。

日中はだるかったけど薬も飲んだことでだいぶらくになった……。