この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

「大人」というものが怖くて仕方がなかった (いまでも多少そう思う) し、自分が大人と認められることも、大人と認められた他人に「お前は子どもだ」と言われることも怖いし嫌だし、とにかく「大人」というものが怖くて嫌いだ。

無限の責任と、報われなさしかないと思っていて、いまでもそういうものだと思っている。なにをやっても誰かに怒られたりするか、「まだ足りない」と言われ続ける、けど疲れた、と言うことも許されない。ひとつ間違う度に罵倒される。

そういう生活の中で暴力にさらされるような立場の人たちが口にする「他人との調和」は単に日和見としか思えなくてとても気持ち悪いしかっこわるいと思っている。とにかく何を言っていても、自分が虐げられることをごまかすようにしか聞こえない。


最近は、自分の中のそういった歪んだ「大人像」がほぐされつつある。

しっかりと、しかしどこかあどけないように立っている人を見て、なんとかなりそうだ、と思えるようになった。