この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

モチベーションは「減る」ものだと思っていて、どんどん削られていくのでもう底をついたと思っていて、底をつけばこれ以上悪くなることもないだろうと楽観視していたけど、そうでもなくて、相変わらずなにが削がれていく感覚がある。

モチベーションではなくてなにか別のものが削り取られているのかもしれない。


いま通っている病院、担当医がどうにも合わないというか、診察がおざなりというか、とにかくこういう診察にお金を払うのがばかばかしいと感じるようなものなので、自宅付近で病院を探しているけれど、なかなか近場で、というと見つけにくい。

病院に通って解決するのか、という疑念もある。いや、本質的な解決のために病院へ行く必要がある、というのが正しいか。


肉体労働をせずに「疲れる」ということがあるというのが長らく信じられないでいた。いまも信じられない。信じられないけどいま疲れている。

考えなければいけないことが多い。


追い詰められているときにはささいなことで嫉妬したり落ち込んだりする。そういうときに他人と話してしまったらうっかりなにを言い出すかわからない。余計に気を遣って無駄に疲れる。


そうやすやすと頼れるような人間は周りにはいない。当たり前だ。他人は自分ではないし、自分は他人ではない。

健康も、未来も、気持ちも、ぜんぶ自分のもので、自分でなんとかしなければならない。協力的な姿勢を見せる人間もいる。すり寄る人間もいる。見せるだけなら安いから。すり寄るだけなら安いから。

少し呑気に過ごしすぎた。他人に頼るべきではないし、心を許してばかりなどいられない。周りの人間に気を遣うほど暇な人間がどうしていると思えるのか?


家に帰って伊坂幸太郎の『死神の精度』を読みはじめた。Kindle Store で買ったやつ。ページ送りがへんなときがあって不安になる。

よくある話というか、まあ先は読みやすい。まどろっこしくなくて好きだけど、比喩が中学生っぽいというか、唐突に意味もない比喩を使うのが気になった。あまり魅力的な言葉遣いは見つけられなかった。

まだ途中だけど、読んでいたらだいぶすっきりしてきたというか、考えたくなかったことのことを忘れて集中できたので、これはよかった。