この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

昼前に起きたもののだらだらしていたら昼になったので家を出る。カメラのバッテリの予備をズボンのポケットに入れる。人肌であたためておくことで持ちをよくしようとする。

最近行ってなかった気がする高倉二条へ。並んでいる。5分くらいで入れた。つけ麺を頼む。高倉二条はつけ麺で、すがりはもつそば、という棲み分けになりつつある。

烏丸御池に戻って地下鉄で三条京阪、京阪の三条から出町柳へと乗り継ぐ。ひさしぶりの叡電。おそらく昨年の6月以来ではないか。あまり縁のない地域なので乗るのもめずらしくなってしまった。

叡電は、精華大のあたりから山あいの風景になってきて、単線で切り込んでいくのが勇ましくもあった。崖のようなところをそこそこの速度 (60km/h くらい?) で昇り降りするのはジェットコースターのようで恐しかった。

二軒茶屋のあたりはもう山の中で乗る人はまったくいなくて、降りる人もほとんどいなくなってきた。おそらく貴船口か鞍馬に行く人だけになってきたのだろう。

貴船口に着いて降りると雪が降っていて、ひんやり冷たい風が吹いていた。空は曇り、初めて降り立った印象は「とんでもないところにきたなあ」くらいのものだった。バスに乗って貴船神社まで。

やっとすれ違えるくらいの路幅で緊張感があった。バス停で降りてから5分ほど歩く。貴船川が轟々と音を立てて流れていて山あいの風景らしかった。

貴船神社自体はそれほど感じ入るものはなかった。人がまばらにもいたからだと思う。歩いて貴船口まで歩いた30分のほうが心穏やかであった。

貴船口から叡電で折り返す。出町柳から京阪に乗り換え。中書島を出たあたり、既に日は沈んでいたが夕焼けがきれいで、日が沈んだあとの西の空に向かってどんどん進んでいくのが、きれいで切なくて泣きそうになった。だんだん死んでいくこのかんじ。

大阪から京都に戻ってS字フックとか買って帰る。来週末は20℃近くまで上がるそうなので、ジャケットでも買おうとちょっと見てみたけど、あまりいいのがなかった。このままだと暑くて死ぬ。