2017年に読んだ本で良かった本を挙げる。
マンガ
恋は光
- 作者: 秋★枝
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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いままで読んだ中で最も好きな作品のひとつになった。
ラブコメという類型の中でも「恋とは?」というテーマに作者も登場人物もこだわり考え抜くという少し変わった作品。
7巻の完結をもって振り返ると、結果はある程度予想できたもののどういう経過を辿るのかが非常に気になるストーリーで、そしてその経過については非常に納得できるものだった。
個人的に、北代さんは久しぶりにマンガを読んでいて心が揺さぶられる人物でした。来世ではなく今生で幸せが訪れますように。
過去の感想:
めがはーと
- 作者: 横槍メンゴ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: コミック
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『クズの本懐』の横槍メンゴ先生の連作短編集。自分の寿命を自由に他人に譲渡できるという世界観のおはなし。
episode03の最後の「私の“愛”は、メガ級だから。」「(重たいのよ。)」はタイトルコールを思わせるいい幕引き。
スタジオアルバムの最後のほうに収録された曲がかっこよくアルバムタイトルをリフレインする時みたいなオシャレなかっこよさがある。
episode04では丁寧に現代における「呪い」のかけかたを描く。非常におすすめ。
私の少年
私の少年 : 4 【電子コミック限定特典(カラーイラスト)付き】 (アクションコミックス)
- 作者: 高野ひと深
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: Kindle版
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今まで聡子の目から遠い少年でしかなかった真修の内面によりそうストーリーが始まって目が離せない。
3巻まではファンタジーっぽいかんじだったけど4巻からは美しい破滅のはじまりというかんじで今後に期待。
新米姉妹のふたりごはん
- 作者: 柊ゆたか
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: Kindle版
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2017年最もおなかが減ったマンガ。4巻の「海鮮丼」エピソードはほっこりします。
手の凝りようがほどよいので料理しようって気持ちになる。
僕らはみんな河合荘
- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: Kindle版
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9巻は2017年もっともめでたいで賞に輝きました、おめでとうございます。
小説
春待ちの姫君たち
- 作者: 友桐夏
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2014/02/13
- メディア: 文庫
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この作者は思春期の狭苦しく重いコミュニティの話を書くのが上手で、その中でもこの作品はいわゆるミステリの作風とうまく融合している。
十二人の死にたい子どもたち
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/10/15
- メディア: 単行本
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はじめて冲方丁作品を読んだ。なんとなく頭の中のビジュアルとか舞台設定がダンガンロンパっぽい。