空気入れは空気圧計付きのもので、これで初めて入れてみたときに空気圧が可視化されて、その瞬間に自転車に対してなんともいえない愛しさみたいな気持ちが芽生えた。
ちょっと体重をかけてポンプを押し込むと空気が入って圧が高まる。世話してるなあというかんじで、より自分のものという意識が強くなった。
空気圧が少し変わるだけで走り心地がずいぶん違うので、少ない手間で大きなフィードバックが得られるというのもおもしろい。
しかし振り返ると高校生の頃に乗っていた自転車はまったくそんな手入れをしたことがなかった。もしもうちょっと油を注したりしていたらいろいろ違ったのだろうか。