この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

よくよく思い起こせば、小学校の頃は2年おきに、中学校と高校では1-2年おきにクラス替えが行われていたので、数十人程度のコミュニティの中で生活するライフサイクルはおよそ2年周期で巡ってきたのだ。

2年浪人して1年で大学を中退し、就職して2年と少し。

長く過ごせば過ごすほど、他人の思考の底に近いところが見えてくる。

関係性も浮かび上がってきて、そのネットワークにひっかからないようにうまく体をくねらせるが、どこかひっかけてしまう。

学校は共同生活が終わるところまで規定しているけれど、今はそうではない。

これからこの狭い界隈で生きていくのか。

いま属しているミクロなコミュニティから脱出できても、結局、マクロなところからは出られないのだ。ずっとここにいる。

閉塞感に負けたくなくて地元を離れたけれど、大差のない世界だったのかもしれない。

次はどこに行けばいいんだろう。