この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

先週から東京に来ている。いままでも何度か訪れていてこれが初めてではない。しかし、これまでと決定的に違うところがある。今回は1日や2日、1週間といった短い期間ではなく1ヶ月という、これまでより長い期間のあいだ、滞在することになる。

しかも、滞在の目的もこれまでとは違っていて、観光とかではない。いままで観光らしい観光なんてほとんどしたことがないけれど。

インターンシップ、インターン、自分の進路に関して考えるためにやってきている。平たく言うと就職のことを考えている。

住んで根を下ろして働く、というライフサイクルに比べると圧倒的に短い期間ではあるけれど、しかし実際にそこで働くということをシミュレートしてみる。正式に所属したあとにするであろう歩みのとりかたと同じように歩いてみせてオフィスに通ってみたりする。

他人に雇われて、働く時間を決められて、生活に干渉されるぶん、うまく使ってほしいとおもう。雇われる人間の自由を最大化しようということばかり考えていくと、他人に雇われることで生まれる価値なんてほとんど失われるとおもう。少なからず他人に干渉される生活の中で「やりたいこと」が最大化されるなんていうのはほとんど空想ではないか。

他人に雇われる、あるチームの所属すると言い換えてもいい。自分のやりたいことは自分だけでは実現がむずかしい場合、政治的、経済的、ほかいかんともしがたい諸々の理由により。あるいは、魅力的な理想を掲げていて、その熱に浮かされていたい場合、カリスマ性、アイドル。

夢を見させてほしい。自分ひとりでは見れないような、想像もつかないような夢を。

願わくば誰かの考えたドリームチームに名を連ねたい。自分がつける自分の価値は自分でつけられる、自分だけがつけられる。