FUJIFILM レンズ交換式プレミアムカメラキットX-T1+XF18-55mmキットブラック F X-T1B/1855KIT
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2014/02/15
- メディア: Camera
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最近これが気になっている。気になっている、といっても自分は PENTAX ユーザであり、有限の財を持つ人間なので、本当に気になっているだけで、具体的に買おうとかそういうことは思っていない。
- そこそこ小さくてそこそこ軽い
- そこそこ使えそうな EVF
- レイテンシが少ない
- フォーカスアシスト (合焦点を拡大する) が便利
- カメラシステムとして期待できる
- よい単焦点が揃っている
- ミラーレスカメラ専用に設計された後発のマウントなのでレンズのフランジバックが短く軽量で小型
という具合でまあまあ魅力を感じている。
K-3 の不満として:
- 大きい
- 重い
- 明るくてそこそこコンパクトな広角がない
- (DA* 55mm F1.4 くらいの明るさ・大きさだとよい)
- Distagon 25mm はディスコン
- SIGMA 24mm F1.8 は大きくて重い
といったところがある。大きさや重さは DSLR としては比較的軽量で小型といえるけれど、普段から持ち歩くカメラとしてはやっぱり大きいし重い。
しかし:
- MF のしやすい見やすい VF
- 魅力的なレンズがある
- 既にレンズを持っている
といったところに魅力を感じているので、他のカメラシステムをそれほど魅力とは思わなかった。けれど、X-T1 は静かに魅力を感じてなんか変なかんじになっている。
画質について K-3 にはまったく不満はなく、一方で X-T1 でも撮った写真を見る限りこちらも不満となることもなさそう。
つまり単に自分が使う道具として使い勝手がよくて馴染むか、というところに焦点がある。
自分はカメラシステム (カメラ + レンズ) は小さくて軽いことが正義と思っている。
現状、自分が写真を撮る上での課題は画そのものの質よりも、きちんと被写体を発見しそれを捉えることだと考えていて、そのためにはシャッターチャンスを発見しそれを逃さないことがまず不可欠だと感じている。
より光学的に優れた道具があるとして、それを持ち出して扱うことができなければその性能も価値も発揮することができない。
小さくて軽いという価値はそれだけ被写体の発見と補足を助けると思っていて、とても大きな価値だと思う。
それは、いつでも鞄に入れておけるということだったり、人や動物に威圧感を与えない、といったことである。
自分が主に撮るのは公園や神社仏閣における被写体や建築などであるから、DSLR のいくつかの特徴を必ずしも必須としない。すなわち:
- OVF
- レイテンシがない
- 位相差 AF
- 高速
など。
しかしより自分が主とする被写体に応じてカメラシステムを切り詰めようと思えばもっとアグレッシブになれるはずではある。
その中で X-T1 みたいなカメラを考える、というのは中途半端なのかもしれないなあ、とは思う。
こんなしょうもないことを考えているのも、XF マウントむけの K マウントアダプタなるものがあることを知ってしまったからだと思う。
なんだかんだ言っても FA 77mm が使えるというだけで PENTAX のカメラはそれだけで価値があるし、まあちょっとくらい重いだの大きいだの言っても、離れることなんてできないと思う。
しかし、X-T1 は単なる懐古趣味以上のもののように見えて非常に魅力的だなあ。
(自分はここ最近にカメラで写真を撮りはじめたので、X-T1 だとか最近の流行りにあるようなカメラたちに対してなんの感傷も抱かない)