この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

携帯電話、2011年の3月末、大阪に引っ越してくる直前に機種変更をした。そのときに買った端末は昨年の夏に落として画面が割れたので新しいのを買ってある。今年の4月で利用料金からの割引が終わって、意外と安く運用できていなくてどうにかしたいと思っていた。

土曜日にヨドバシを見たら HTC J One が MNP の場合で 19,800 とあったので MNP することにした。

今の契約は中学生のころにしたもので、親の名義でその副回線という扱いになっているので、まず名義変更をしてきた。当日中には名義は変わらないみたいなので、明日以降に改めて MNP する。

もともとソフトバンクを使っていたのでソフトバンクの中で機種変更したらいいかと思ったけれど、iPhone 5 以外に買ってもいいと思える端末がなくて、しかし iPhone はもうすぐ新しい端末が出そうだし、なにより iOS 7 がああいうかんじで大変そうなので買う気があまりしなかった。そもそも6万ちかい端末は高い。すぐ売るにせよ、いま使っているケータイは LTE に対応していないので宝の持ち腐れになる。

ソフトバンクに限らないけれど、MNP による契約になんじゃこりゃというほどの割引とか設けていて辟易する。相対的に機種変更するときに割高に感じて同じキャリアを使い続ける意義が薄い。

特別に愛着があってソフトバンクとの契約を続けていたわけではないけれど、惰性とはいえ「このままソフトバンクを使おうかな」という気持ちを圧倒するほどに、同じところを使いつづけたくない、という気持ちが湧いてきた。

ソフトバンクだけではなくて、どのキャリアも MNP を特別に優遇している。自分たちのサービスを使い続けないほうがいいですよ、って言いながら提供しているのが異常だ。

自分は Web サービスを提供する仕事についていて、自分たちの Web サービスは素晴らしいものであるからずっと使い続けてほしいと思っているし、ずっと使い続ける価値があると信じている。はたして他の人にその Web サービスが素晴らしいものであると認めてもらえるかどうかはわからないけれど、提供している人たちが最高だと信じていないものを最高だと信じられるものだろうか。あるいは最高のものではないと確信しているからこういうことをしているのだろうか。

素晴らしくないものに触れていると自分の審美眼が濁る。