この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

思いの外に疲れていたので昼近くまで眠っていた。近所の小学校が運動会らしき催しをしていて、ものすごい大音響でBGMが流れたりアナウンスが聞こえたりした。ひどい寝覚め。

とにかくこの連休中に髪を切るという大きな目標があったので、美容室に予約を入れようとする。

茨木や高槻のお店で何度か切ってもらったけど、ここというところは見つかっておらず、また北摂にこだわって探す理由も大分薄れてきたので、京都のほうで探してみる。

最初に電話をかけたところは応対の女性の声がくぐもって聞き取りづらかったし、言葉の節々に気怠そうな雰囲気が漂っていて気分が悪くなってきて、どうやって断りを申し出ようか、と考えていたら希望していた時間に予約がとれなかったので内心安堵しながら電話を切った。

ひさしぶりの電話というだけでずいぶん緊張して体力を削がれたというのに、あからさまにやる気のない応対をされてさらに体力が削られてぐったりしつつも、連休中に切るためには今日 (土曜日) のうちに予約をしないと後がないから、という一心で踏ん切りをつけて2件目に電話をした。予約がとれたのでほっと一息をつく。

美容室探しに手間取ったせいで夕方になってしまったものの、とりあえず京都にでかける。乗り慣れた阪急。河原町に着いたときにはもう日が暮れていた。御所に出かけようかともおもったけど、探したい本もあったのでBALへ。同僚の人らしき人を見かけたけど見かけただけだった。電話で1週間分のコミュニケーション能力を使い果たしていた。

ジュンク堂に着いた途端に何を探そうとしていたのか忘れてしまって、とりあえずだらだらと雑誌とかコンピュータ系の書籍を眺めた。

ずっとアーケードを通っていて気付かなかったのだけれど、三条あたりに抜けたときに小雨がぽつぽつ来ていることに気がついた。まったく雨のことは考えておらず、もちろん傘の用意はしてなかったので ちょっと焦った。幸いなことに足元はブーツだった。

三条河原町の雑貨屋で財布を見てみる。よさそうに見えるけどちょっと高い。財布として悪いものではないだろうから、物としては相応の値段なのかもしれないけど、そもそもこのグレードを望んでいるわけではない、というミスマッチが残念だった。物の相場というものがわからない。物の価値に相応の値段がついていて、なおかつ自分が求めるだけの価値があればそれを不当に高いだとか思わないのだけれど。

けっきょく財布は諦めてやや折り返してから三条京阪へ。京阪電車で淀屋橋へ向かう。

ホームに着いたらちょうど特急が出るところだったので見送る。次は3000系が来るといいな、という気持ちでいたら本当に3000系が来たのでにやにやしていた。単に観測上の問題かもしれないけど3000系の特急運用が増えた気がする。

淀〜八幡市の車窓はほんとうに綺麗だとおもう。京都市内街らしいというわけではないけれど (一応、京都市ではある) しかし京都らしい風情があってよい。川、水のある風景。やがて合流して淀川となる木津川と宇治川を鉄橋で越えていく様子は本当に美しい。

大阪に着いて梅田へ移動してヨドバシで焼きカレーを食べて帰る。