この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

梅田にでかけた。なんとか地下だけを通って、まずはハービスENT WESTにいってみようという試みだった。
なんとか迷わずに行くことができた。西梅田駅の近くにあったということは覚えていて、西梅田駅があるのは地下鉄四つ橋線だけなので、四つ橋線をめがけて移動したら西梅田駅のほうにやってくることができた。
着く前からハービスENTへの案内も出ていたのでふらっと歩いていたら見覚えのある場所に着いた。

しかし特にハービスには用がなくて、というか堂島アバンザに入っているジュンク堂に行きたいと思って、その行きがけに挑戦するには丁度いいだろう、くらいの気持ちだったのでそのまま出てしまってもよかったのだけれど、せっかくだからソニーストアに寄ってみることにした。

ハービスはもう絵に描いたような高級ショッピングモールという体で、間接照明を使いまくり、エスカレーターとかそこかしこに凝った装飾が施されており、店内にはクラシック音楽が響いている。
ジーンズにブルゾン、ショルダーバッグというカジュアルな装いの若者がふらふらと入るとあからさまに浮いておもしろい。

しかしソニーストアに入ったものの、特に新製品もないしおもしろいこともなかった。まさかとおもって見たけどXperia Pはやっぱり置いていなかった。

ハービスを出たら前に出た出口とは別のところから出てしまって、方角がまったくわからなくて困った。マップを見ながら移動したらJR北新地が見えてきたのでそれを目印にして方角を確認、四つ橋筋を下って堂島アバンザへ。ここもオフィスビルという風合いで京都や、ましてや北海道などではなかなか見られない。おもしろい。

ジュンク堂では「君に贈る100の本」みたいなタイトルの本の特集コーナーがつくられていて紹介された本が陳列されていた。
Simejiの作者の方がジョジョを推していたのがおもしろかった。それぞれ思い思いの本を紹介したのだろうけど、なんだか遊びが少なかったような印象がある。
プログラミング言語の作者 (Matz) が「言語設計者たちが考えること」を薦めるのはまっとうなかんじがするけど、穿った見方をすればおもしろみがない、ような気がする。
漫画を出すという意外性もキャッチーだし、思い入れもちゃんと伝わったし、なるほど、読んでみようか、という気持ちになった。まあ、実践的な本の紹介というのなら他のチョイスも悪くはないんだろうけど、しかしな〜、というかんじ。

そもそも、自分が他人から教科書とかのレコメンドを一方的に受けたくない気持ちが強いから、反感みたいなのを覚えているのかもしれない。
「教えられている」「教師然としている」体験、印象はほとんど悪印象といってもよくて、つらい体験が多かった、からなのかもしれない。
いくらか尊敬する師と呼べるような人はいるけど、そういう人は「尊敬する人」という枠組みで思い浮かべることはあっても、「尊敬する先生」みたいなかんじでは決して出てこない。
一方的ではなくて、双方向のコミュニケーションをしてくださる方ばかりだったなあ、とおもう。
あと自分を子どもや教え子だから、と遠慮などはしない方ばかりでもあった。子どもだから、何もわからない教え子だから、これはわからないだろう、と諦観するのではなくて、きちんと情熱を以って接して下さって、その情熱に感化された。
教育工学的な話とは別に、「数学が実社会で役に立つのか」みたいな質問に情熱を以って答えられる人こそ教師、先に生きる者としての鑑だなあ、とおもう。
余談。実際に「数学が実社会で役に立つのか」という質問に対して、「役に立たない、いらない、現に自分がこうして働けている」と答えた学校の司書の人は今で軽蔑している。数学を捨てたことで今の職を選ばざるをえなかった、選択肢を狭めたという想像に至らないんだろうか。

モヤッとした印象が拭えないまま売り場をうろついていたら、The RSpec Bookを発見。

The RSpec Book (Professional Ruby Series)

The RSpec Book (Professional Ruby Series)

監訳者の角谷さんが「心残りの多い」などと仰るので、悪い印象が先行して、未訳のままのページでも残ってるのか、くらいの気持ちでぱらぱら読んだけど特にそういうかんじではなかった。
何がモヤモヤしているのかわからなくて、半ば粗探しみたいなかんじで読んでよくなかった。

書籍の内容自体は特に古すぎるということもないし、実践的なツールの使い方だけではなくてBDDとは、みたいな根幹から丁寧に書いてあって、寿命の流そうな書籍という印象が強い。
しかし、Webratが使われていてイケてないな〜とか、監訳者の方の不穏な言動が気になって購入には至らず。

コミック売り場に降りて、図書カードの残額を使うのになにかいいものはないかと見てまわっていて、ふと目についたので「惡の華」を買った。

惡の華(1) (少年マガジンKC)

惡の華(1) (少年マガジンKC)


惡の華(2) (少年マガジンコミックス)

惡の華(2) (少年マガジンコミックス)


惡の華(3) (少年マガジンコミックス)

惡の華(3) (少年マガジンコミックス)

小さいサムネイルでもよくわかる表紙で親切。

一巻がサンプルとして置いてあって読めたので立ち読みしたらおもしろかった。歪んだ欲望と狂気が織り成す混沌といったかんじ。勢いがある。

JR大阪から地下を経由してヨドバシへ。しかし見るものもない。帰る。

梅田駅で阪急に乗って帰る。

イオンでおかずとかヨーグルトを買って帰る。