この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

ひさしぶりにスタイルシートを書いた。

といってもスタイル自体は昔書いたやつで、はてダのパーツに細かく対応させたりだとか、最近流行りのSassを使って書いたりだとか、その程度のことしかしなかった。

せっかくなのでGitでブランチを使った開発をしてみたり、わりとおもしろいことができた。

以前にはてダ用に書いたスタイルはCSS 3を意識しすぎて角丸を使ってみたりドロップシャドウを使ってみたり、手段と目的が逆転してしまって非常にダメなかんじだった。

このスタイルはもともと2年くらい前 (クレジットは2009年とあった) に書いたものだけど、少ないながらも画像を使ってみたりして、シンプルでありながらよい雰囲気だとおもう。かれこれ7年くらいスタイルシート書いてるけど、その中でもかなり気に入っている。手の込んだことをしていないぶん、可搬性が高かったのではてダ固有のスタイルを整えるのは苦ではなかった。

かれこれ10年近くインターネットをやっていて、ウェブサイトの流行り廃りをそれなりに見てきたけど、自分の中での理想のウェブサイト像というのはわりかし早い時期に固まっていた気がする。ウェブはグラフィックやビデオがちょこちょこついてくるリッチなテキストを読むメディアだという意識が強いので、テキストを主体に据えた安定感のあるデザインが好き。

時代は変わっていってもはやウェブはアプリケーションのプラットフォームだという見方が主流だとおもうし、僕もだいたいそうおもう。しかし、様々な欠陥があるにせよ、僕はウェブでテキストを消費して発信しつづけるであろう、またウェブはそうあってほしいと願っていることを考えると、テキストそれ自体の質はともかく、テキストを読む媒体としてウェブというのも悪くはないかもな、とおもってもらえることは必要だろう。だから、それとなくステキなスタイルを書いて日記を書き続けるというのが自分の役回りみたいなものかな、と考えた。