嘘くさいくらい小春日和

今週は天気が良い。なんなら気温が高くて暑いくらい。小春日和。昨日、シャツで出かけたら暑かったので半袖Tシャツにレインパーカーで出かけた。

あまりに天気が良くて、良すぎて、冬の歩み寄りを勝手に見出してしまい焦りはじめた。なので今週は昼休みに京都御苑に出かけている。明日は雨っぽいので今週は今日で納まりかな。

家から京都御苑までは自転車で10分くらい。40分くらいはゆっくりする時間があるのでベンチまで歩きがてら写真を撮り、ベンチで30分くらい本を読む。日向のベンチ。30分もいれば暑いけれど、それでもそう遠くないうちにこの日差しが恋しくなるから浴び溜め。

一昨日までは『追走五断章』を読み返していた。 

追想五断章 (集英社文庫)

追想五断章 (集英社文庫)

  • 作者:米澤穂信
  • 発売日: 2012/11/15
  • メディア: Kindle版
 

米澤穂信さんの作品はやっぱり好きだな。文章にくどさがない。

この作品はバブル崩壊直後の武蔵野の古書店に勤める休学中の学生が主人公で、不景気のあおりをくらってかなり暗い世界観が続いて爽快感など何もない。しかしそういう暗さを押し出すような文じゃないから、話の筋が紛れない。

米澤作品に長野に特急に乗っていく話があったなあいうことは覚えていて、てっきり『真実の10メートル手前』に収録されていると思い込んでいたけれども、実際はこの作品だった。

 

昨日からは『安達としまむら』を読み始めた。

安達としまむら (電撃文庫)

安達としまむら (電撃文庫)

  • 作者:入間 人間
  • 発売日: 2014/08/16
  • メディア: Kindle版
 

百合作品の有名どころとして名前は聞くけれども読んだことはなくて、Amazon Prime Videoがアニメが配信されていてそっちから入り、何の気なしに原作を買った。ら、これがけっこう良い。

文章にラノベ特有の癖が少なくて、読んでいて気が散ることが少ない。

良いなあと思っているのは、役割語が少ないので現代日本の高校生の話として違和感なく読めるところ。章ごとに一人称が入れ替わる構造を活かして、場面ごとに語り手以外の心情が明らかになるペースを緩やかにし、読み手にも二人と同じくらいのスピード感で物語を受け止められるところ。

安達としまむらという二人の関係性の機微が主の物語なので、一人称視点を活かし語り手に信頼できないところを持たせて見えない部分を残してどう関係性が変化しているのかを少しずつ提示していくのがうまいなあ、と感じる。

 

安達は、先に変化が起きて、けれども自分の心の動きに戸惑うラブコメの主人公ポジションだけれども、ではしまむらはどうなのかというとかなり聡い物の見方をする人で、安達の変化に最初期から感付いている節はあるけれども意図的に無視しているように見える。

自分は、二人がどうなるかより、安達との関わりがしまむらをどう変えるのか・あるいはどう変えないのかがすごく気になった。

 

アニメもコミカライズも今のところけっこう良いかんじだと思う。アニメはちょっとアニメっぽい演出が多いかなっていう感じはする。

電撃の方のコミカライズはかなり引き算されているし、自分が原作を読んで感じた間に近い雰囲気が残っているのでかなり好き。

安達としまむら(1) (電撃コミックスNEXT)

安達としまむら(1) (電撃コミックスNEXT)

  • 作者:柚原 もけ
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: Kindle版
 
安達としまむら(2) (電撃コミックスNEXT)

安達としまむら(2) (電撃コミックスNEXT)

  • 作者:柚原 もけ
  • 発売日: 2020/10/10
  • メディア: Kindle版
 

 

そもそもなんで『安達としまむら』を知ったかというとAmazon Prime Videoで『ゆるキャン△』を全部見終わって次に何を見ようか探していたら辿り着いたため。

ふじさんとカレーめん

ふじさんとカレーめん

  • 発売日: 2018/01/09
  • メディア: Prime Video
 

『ゆるキャン△』も良かったなー。こんなご時世だしソロキャンやりたくなってきた。自転車とも写真とも相性が良い。

引っ越しはする予定なので予算はとっておきたいのですぐは難しそうだけれども。

YAMAHAのサウンドバーYAS-209Bを買ってライブハウスWAGAYAを建立

初の流通盤『#4』の発売から15周年記念として凛として時雨が配信ライブをやるにあたり、ぜひとも良い環境で観たいと考えた。

最近は家でゲームしたりNetflixであれこれ見る時間が増えたし良い音が出る環境を整えたい欲が増していたこともあり、サウンドバーを買うことにした。

 元々、自宅にはLogicoolのスピーカーがあったけれど、アナログ入力のみでかつ最近はなんかケーブルかスピーカーの調子が悪くたまに音がくぐもるようになったりしていたこともあって、買い替えの気運が高まっていた。

d.aereal.org

純粋なリスニング環境だけを睨むとオーディオセットが良いだろうけれど、場所をとるしゲーム機などとの組み合わせを考えるとサウンドバーを買うのが良いだろうと考えた。

 

サウンドバーを選ぶにあたって考えた点は以下の通り:

  • 4Kパススルー出力ができるか
  • 重低音など映像・ゲームでの迫力より、音楽のリスニングで強い癖がないこと
  • 幅90cm以下、5kg以下

サウンドバーの償却期間を考えると、今後4K出力できるデバイスや4Kのコンテンツが増えることは間違いないので、インターフェース面でボトルネックになっては惜しいので、当座は必要ないにせよこの点を重視した。

モニター下の空間に置けず、モニターの上に棚を設置しそこに載せようと考えたので、耐荷重を越えない範囲のものを探すことにした。

 

そうしてYAS-209の他にはDENONやPanasonicが候補に挙がった。

 

パナソニック シアターバー SC-HTB200-K

パナソニック シアターバー SC-HTB200-K

  • 発売日: 2018/05/18
  • メディア: エレクトロニクス
 

 PanasonicのSC-HTB200はとてもコンパクトだけれども、サイズなどを見るとデスク上でPCゲームをやるような層に向けた商品で、出力もそういった方面を意識しているように見えた。

ここまでコンパクトである必要はないし、せっかくサウンドバーを買うならもっと出力が大きくて迫力のある音を楽しみたいので外れた。

 

デノン Denon DHT-S216 サウンドバー DTS Virtual X/Bluetooth対応 ブラック DHT-S216K
 

 DENONはオーディオ機器としての素性の良さがアピールされていて気になった。

av.watch.impress.co.jp

しかしヨドバシで実際に試してみたら少し迫力に欠けるかんじがした。実際、世のレビューを見るとサブウーファーが別置きじゃない点を指摘する声もいくらかあった。

 

text.sanographix.net

YAS-209はこの記事で知って気になっていた。ヨドバシで試したらわりと良いかんじ。

ゲームや映像はもちろん音楽を聞く用途でも申し分ないと感じる。さすがに出力の大きいサブウーファーがついているだけあって低音の迫力はすごい。

 

これにしようと決めたものの置く場所のお膳立てもしないといけない。

調べるとディスプレイの上に設置する棚があるようだった。大抵の製品はゲームのコントローラーを置くような用途を想定した小さく耐荷重も少なめに設定されているけれど、サンワサプライからは幅90cm程度で40インチ級のディスプレイ幅くらいあって耐荷重も5kgくらいあるものが出ている。

調べると実際にサウンドバーを載せている人もいるみたいなのでいけると判断した。

こういうかんじ:

こういうかんじ2:

 

 

ゲーム・PC→サウンドバー→ディスプレイと接続する必要があるのでHDMIの分配器も買った。

r7kamuraさんが買っていたやつ。 

r7kamura.com

HDMIセレクタ自体はアクティブな信号が1つだけならそっちに切り替えてくれるけれども、どうも相性が悪いのかそういうものなのかわからないけれどもサウンドバーの方が起動しないこともあって、いちいちリモコンで電源を入れている。

手間といえば手間だけれども苦痛で仕方がないというほどでもないので受け入れている。

 

↑これけっこう気になっていたけど、最近、サウンドバーのファームウェアを更新したら起きなくなったので解決した。

 

 

結果、配信ライブはめちゃくちゃ良い音で楽しめた。夜の集合住宅で出せるぎりぎりの音量で下から上までクリアな音が楽しめた。

最初は前のスピーカーと比べて特に高音がよく出ていて、第一印象では「なんかシャリシャリしている?」と思ったけれどサブウーファーの音量を調節したりイコライザのプリセットを変えたり、あるいはしばらく聞いていたら気にならなくなった。ハイファイすぎてびっくりしたんだと思う。

世のレビューで指摘されている通り、3Dサラウンドを有効にすると周波数特性も変わるので音質を重視したい時には切るのが良いと思う。

 

ちなみにテレビというかディスプレイはPhilipsの43インチ。

4年くらい前に買ったやつ。

あわせて読みたい(1): 

d.aereal.org

最近テレビ台を買ってそこに設置している。

あわせて読みたい(2):

d.aereal.org

かぐや様は告らせたい on Stage ~秀知院音楽譚~

kaguya.love

日曜日に映画館でライブビューイングしてきた。ライブビューイングも初めて。

本当は現地で見たかったし、先行発売のために買う予定のなかったBDも買ったけど叶わなかった。

 

当日までイベントの詳細はあまり出ていなかったけれど、歌をフィーチャーしているという情報だけは出ていたので、キャストのトークの合間に歌が入るかんじなのかなーと勝手に想像していたのだけれど、かなり違う様子だった。

いま見返すとon stageと書いてあることに気がついた。実際の内容も声優キャストによる舞台というかんじ。

なかなかストーリーの仕立ても良いし、事前に予想も心構えもできずにやってきたので意外性も手伝ってすごく楽しめた。

 

そして、あるだろうなーと思っていたアニメ新作発表もあってめでたい。

OVAって出た時は、さすがに3期はないか〜と思ったけれど、まさかの3期とOVAの2本立てとはなー。

 

  • 花守ゆみりさんのギャル演技その2がすごかった 弱みを見せてオとそうみたいな流れで「ぴえん」って言っていた
  • ミコ役の富田さんの「くずめ……!」にウケて普通に笑ってマイクに乗ってしまう花守さんが良かった
  • まさかの『チカっとチカ千花っ』 再現度高くてキレキレでかっこよかった
  • まさかの(2)『アオハル』 生歌唱おめでとうございます ラジオ発祥から大躍進では

はー、楽しかったなー。

客層は意外と女性が多くて半々かもしかしたら女性のほうが多いくらい。男性向けっていう印象があったけど、けっこう幅広いんだなーという発見があった。

月曜日

日曜日の夜から調子が悪くてかなり風邪気味っぽかった。熱はないけれど怠いし軽く咳が出て鼻は詰まる。花粉症かもとは思ったけれど。寒暖差にやられた。

前日に日が落ちた後も京都御苑で本を読んでいたので体が冷えたのかもしれない。

こういうご時世だし無理しても仕方ないなと思って仕事もレッスンも休んで一日中寝た。

昼過ぎに昼間しかやっていない近所のラーメンメインの定食屋? みたいなところに行った。

思いがけずおなかいっぱいになったので、夜を抜いても良いくらいだった。

火曜日

ひたすら寝まくったら元気になった。昨日までと変わって天気も良く、昼には神泉苑に出てしばらくぼーっとしていた。今年に入ってから生活の感じがヨーロッパの人々っぽくなっている。

水曜日

夜はまだ寒いし、この調子だとまたすぐに体調を崩しそうだなと思ったので久しぶりに風呂に入ることにした。しっかり掃除するのも準備するのも面倒なので基本的にシャワーで済ましているけれど、やっぱり足先が冷たいのも気になる。

ドラッグストアで前から気になっていたBARTHを買って、息をつく間もなくえいっと風呂掃除を済ませ、お湯を張りはじめる。

ちょっとコードを書いているあいだにお湯を張り終わって、入浴剤を投入。

Pixel 3 XLはIP68の防水なので、お湯に浸けなければまあいいかと思い持ち込んだ。最悪、壊れたらPixel 5に買い替えてもいい。

こがさんぽの花守ゆみりさんゲスト回を見ていたらちょうどいいかんじに温まった。

掃除とかめんどうだけれど、しばらく続けてみようかねえ。