この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

ここ3週間くらい写真を撮りに出かけたりしっぱなしだったせいか、初夏というより夏に近付いて暑くなったせいか、どうにも気怠くて無為に過ごした週末だった。

何をしたか思い出せない。土曜日は贈り物を選んだ。時計とか鞄とか手頃なものをまさに買う場に居合わせたのでどうしたらいいのかわからなかった。身につけるものはサイズを知らずに選べない。趣味嗜好といえるものもなさそうだし、家電はなんとなく気が進まなかった。長く使えなさそうなものを贈ることに気が引ける。だったら金券のほうがましだと思う。

日曜日は自転車で出かけようと思ったけど夜遅くまで本を読んで寝坊したので諦めた。貴船あたりに自転車で出かけて写真を撮ろうかと思ったけれど、かなり暑くて気持ちが萎えた。けっきょく京都御苑に行ってふらふらしてベンチで昼寝した。

『インシテミル』を読みはじめた。米澤穂信作品は刊行されている作品だとこれと『折れた竜骨』を残すところとなった。しばらく時間をあけて再読したいなと思った。