この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

どうして、どうしてなんだろう……どうしてなんだろうね……。

自分は、ただ、ソフトウェアでそこにあるめんどうなこと、手間なこと、苦痛なことを、いくらか解決したい、というだけなんだ、だけなんだよ、だけなんだけど、目の前の問題はよくわからなくて、わからないわけではないけれど、自分には手に負えなくて解決できない。ただ問題があるということを発見して観測することしかできない。

悲しみとか苦しみは減るどころか、ゆるやかに増えていって、きっと1年後、3年後、5年後、10年後、もっと増えて大きくなって、もっと苦しむ人が現れるだろう。いまは被害者ぶることができたとして、自分も誰かを苦しめることになるのかもしれない。それは絶対に、いやだ。つらいことは減らさなければいけないし、悪くても変わらないまま、増やすだなんて、許せない。許せないけど、自分にはそれをなすための実力が足りない。

責任と誇りをもって取り組む意思はある、けれど、自分の力を越えている、そもそも把握できていないものに対して、責任をとれないけれど、そもそも把握できないことそのものが責任を負わないことになるのか? よくわからないけれど、それは自分の、自分たちの領域だから、責任を負わなければいけない、のか? わからない。わからない、が、わからないと言ってもなにも変わらない…………。

誇り、誇りをもって、誇り? そういうもの、いまこうして言葉にするまで忘れていた、誇れることとは、誇れるものは、なんだったろう、よくわからない……。

わからないことが多すぎる、どうして自分がいまこういうことをしているのか、こういう状況にあるのか、まったくなにひとつとしてわからない……。