いま「自由なソフトウェア」だけを作ってもソフトウェアを作る側は飢えて死ぬ。
「不自由なソフトウェア」も作ったり、ソフトウェアを作る以外のことをしたりする必要がある。
「自由なソフトウェア」と現在の経済は相性が悪い。経済を変えることは難しいが「自由なソフトウェア」とそれらの周りはより易しいだろう。若く現状では安定していないからだ。
- 旧来からある経済と「不自由なソフトウェア」でお金を稼ぎ成長する企業
- 体力を持ったそれら企業が「自由なソフトウェア」の開発者たちを雇用する
- これら企業はおよそ開発者たちが開発するソフトウェアのユーザである
- 企業には「開発者」として所属するのではなく別の立場 (たとえばアドバイザリのような) として所属する
- より成長し同種業界で権威を獲得していく
- 権威を獲得した企業が既存の権益を破壊する行動をとる
- より成長を続けていく
Heroku や Google は上記のモデルを少なからず踏んでいる。
ソフトウェア業界に限らず、権力はまず獲得した者が捨てないと壊れないと思う。
その上で:
- 既得権益にまず乗らなければいけない
- それを捨てなければいけない
という勇気が必要になる。