この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

写真に限らず、ろくに道具を使って成果を残せていないくせに道具に対するうんちくだけは立派なやつが心底嫌いだけど、道具の話。

最近、GXRと28mmユニットを買ってもいいかな、という気がしている。

GXR自体にももちろん惹かれているのだけど、それ以上に広角に惹かれている。しかも28mmユニットはよく写ると聞くし、実際、Flickrとかで見ても、よい。

しかもコンパクトで、高感度もそこそこいける。明るいし、それでいて開放からぱしっと写っている。SLRでは得難いものがすべて詰まっている、と言ってもいいとおもう……。

Kマウントの広角は図体がでかいか、あんまり明るくないか、でいいレンズがない。21mm Limitedとか勧められるけど、気の進む写りをしてくれるかんじでもなさそう。コンパクトなのはいいけど。

性能のよい広角を求めたらフランジバックの短いいわゆるミラーレスやレンズ一体型に行き着くのかなあ。

富士フィルムのX100は懐古趣味が過ぎる、どうなの。X-Pro 1は、実機を触れていないし、高すぎるので現実的でない。換算28mmのレンズがあるのは気になるけど……。

けっきょくレンズメーカーやカメラメーカーも一企業なわけで、既にあるラインナップは、ディスコンになる可能性こそあれ、いまそこにあるものだけど、将来性やロードマップは不確定なので過剰に期待を寄せるのはナンセンスだ。

ぶっちゃけレンズ交換式カメラを買おうとおもったら、現状のレンズのラインナップで自分が買うレンズの構想が立てられないとだめだよなあ。スナップ用、ポートレイト用、花用、みたいなかんじで揃えるつもりがあるなら、それぞれあらかじめ見当がついているとか。

自分の場合は、Kマウントで欲しいレンズはあらかじめ決まっていて、実際にレンズを足してみて予定が変わりつつあるけど、しかし欲しいレンズの方向性は変わらず、極論をいえばFA Limitedさえ揃えばあとはどうでもいい、とさえおもっているし、広角はおもいきって別のカメラに任せるつもりは最初からあった。

写真は見ることが肝要だから、何よりファインダーがよいものでなければ買いたくない。しかし、たとえばスナップ用途に特化させるということで、AFを捨て (パンフォーカス撮影できるようにして合焦の手間を省く) 外付けのOVFを使うようにする、という割り切りを道具にかける制約と考えれば、わりとすんなり受け入れられそう。つまり、どこまで貧弱なビューファインダーで写真撮影ができるか、みたいなの。

少なくともカメラに関しては、できないことができるようになってほしい、という気持ちより、いつもやること (いまできていること) がより便利に手間なくできてほしい、という気持ちのほうが強いので、できないことは多いほうがいいとおもっている。