写真技法

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

思うところあって写真のアスペクト比を変えてみるなどした。

これは16:9にした。なんか勘違いしていて、シネマスコープって16:9だよな、とおもいながら「シネスコ、シネスコ」ってつぶやきながら16:9にしたけど、ぜんぜん関係なかった。

横長になることで安定感が増して、シメトリカルな構図とその中にあるアシメトリな様子 (中央の車) が際立つのではないか、みたいなことを考えていた気がする。

こっちのふたつはスクエア。いわゆる日の丸構図で収めた。

日の丸構図は悪いみたいな風に言われることもあるけど、中心に据えることで強くなるしなにより安定感が増す。

自分自身、奇をてらいがちというか、スカしたくなるな、という自覚があったので、地に足をつけるみたいな気持ちでスクエアにしてみた。

スクエアにしてみて、意外性とかはまったく生まれないけど、とても安定感が増したとおもう。見ていて安心できる。あるべきものがあるべきところにあるという、表現で一番大切なところをおさえている。

特にこの2枚はそれぞれで色味やボケが意図したものになっているという意味でもとても安定感があって安心できる写真になったし、わりと素直に好きになれる写真だ。

色抽出した写真は、瑞々しさと滴るようなマゼンタを収めたかったので、適度に絞って (F4) 色抽出をつかった。ピントもまずまずだとおもうし、なにより開放からシャープなレンズなのでよいかんじ。カリカリすぎず葉が適度にボケているのもよいとおもう。

セピアっぽい色彩の写真は対照的に、花を主役にするのでなく、花によって記憶を荒らすような、デジャヴを呼ぶような、そういう写真を意識した。しかし過剰演出というか、instagr.amとかによくありそうなかんじだ。