札幌にいったので某店でK-5をべたべた触ってきた。
18-55mmがついていて、その軽さにびっくりした。ただ、18-55mmはズームリングを回す感覚が軽くてちょっと安っぽいかんじがした。こんなもんなんだろうか。50-200mmは鏡筒が重かったから、ズームリングも重く感じただけだったんだろうか。まあ、単焦点買ったら関係なさそうな話ではある。
18-55mmはとても小さくて軽いレンズで、50-200mmをつけたK-5の記憶から引き算して、あらためてK-5の軽さを感じた。
カスタムイメージを変更して撮ってみたりもした。銀残しはコントラストが高く彩度が低い画になる。何枚か撮ってみたけど、やっぱり好みだ。ただ、てきとうに店内を撮るだけでも雰囲気が出るので、酔わないようにしないといけないとおもった。諸刃の刃である。あと、リバーサルフィルムも試してみたけど、ちょっと特徴がつかめなかった。
ちなみに説明書とかは読んでいなくて、てきとうにうしろのボタンを押したらカスタムイメージが変更できた。十字キーの右だった。
改めて持ってみてちょっと指が余るかんじがした。しかし、おおむね良好なグリップだし、そんなに問題はない気がする。
連写でパシャパシャ撮ってみたら、バッファが一杯になった。フリーズしたようになって、びっくりした……。ファームアップで改善されるようなので、問題なさそう。まあ、そもそも連写が必要な場面に自分が立つという想像がなかなかできない。
あと、MFを試してみた。K-5のファインダーが評価される理由というのがわかった気がする。どこにフォーカスがあたっているのか、わかりやすい。そんなに明るいレンズではなかったけど、どこにピントが合っていて、どこにピントが合っていないのかが掴みやすかった。ほかのカメラは、明るすぎるというか、ピントがつかみにくかった。
それから、シャッター音。Nikon D7000とD700もさわってみたのだけど、やっぱりK-5よりかっこいいシャッター音とはいえなかった。好みの問題もあるだろうけど、静かであることに違いはない。
しかし、なによりこのカメラが欲しいとおもう理由は持ったときの感覚なんだよなあ。カメラの隅々をじろじろ見てニヤニヤするたいへん気持ち悪い客であった。適度な軽さと、精悍なルックスは、ただただかっこいい。まったくカメラに興味を持たず、いまになってカメラを物色している自分にとって、K-5の直線的な見た目は逆に新鮮で魅力的。
小柄なボディになにかがぎゅっと詰まっているような感覚はほかのカメラからは感じなかったものである。