鹿目まどかが人間のふりをした機械にしか見えない

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

劇場版の前編を四度観て思ったのだけど、全体的に無神経な発言が印象に残った。

最後はああいう祈りでもって魔法少女になる。彼女の祈りは総称的で「すべての魔法少女を」と謳っているけれど、彼女はすべての魔法少女たちの誰ひとりとして人間として認識していないと思う。「最高の友達」だという暁美ほむらのことだって、きっと個人として認識できていないと思う。

でも彼女は感情を表現する。泣いたりする。それが気持ち悪い。幼児のように内燃するような感情ではなく高次のそれのように見える、けれど個人の認識が明らかに欠損しているように見える。インキュベーターたちよりよっぽど感情を理解できていないように見える。

中身のない機械が笑ったり泣いたりしている不気味さが彼女にある。