先々週くらいにdアニメストアを契約して『SHIROBAKO』を見た。
最初はバンダイアニメチャンネルにしようと思っていたけれども、どうやら Lolipop に対応していないみたいでアプリが起動しなかったので諦めた。
dアニメストアの Android アプリは WebView でできていることがすぐにわかって、画像の読み込みがガクガクするし快適とは言えない。
作品ごとに主要な声優や属性 (『女の子と銃』とか) のタグがついていて、ちょっと考えられているなあ、と思った。『戦う女の子』とか広すぎて限定的じゃないじゃん、と思いつつも辿ってみると意外な未視聴の作品につけられているのを発見して、そういう話なんだ、と驚いたりもした。のでけっこう使い出のあるものかもしれない。
『SHIROBAKO』の取り上げているモチーフ的に、やはり自分とか身の回りを重ねずにはおれず、しかし主人公のおいちゃんは自分と正反対の立場で、むしろ彼女が板挟みになる各種専門職の方が自分の立場に近く、逆にそれが彼女に感情移入させられた。そういうところがそういう風に刺さってしまうよね、みたいな。
フィクションだからうまくいっている点も多々あるだろうと思うけれども、それでもやっぱりこの人の視線の先にある「いいものを作りたい、できればみんな幸せに」っていう目標というか指針のようなものとそこから生まれる情熱にはほだされてしまうだろうなあ、とずっと思っていた。
最終話でずかちゃんがスタジオに入って、それに感無量となったおいちゃんが涙を流す表情はおどけたところが一切なくて、台本で顔を隠すその仕草だけですべてを伝えきっていてぐっときた。