寝坊して昼前に起きたところ寝る前の予報が外れて雨は降っていなかった。曇っていて晴れているというほどではないが、空は垣間見える。
自転車で出かけたい気もしつつ遅かったし写真を撮りに出かけることにした。京都から出て人混みとは縁遠そうなところを考えて日吉大社にした。
湖西線の各駅停車に乗って比叡山坂本まで。この間広島から尾道まで山陽本線で乗った形式とほとんど同じと思われる車両に京都駅から乗っているのがおかしかった。
駅を降りたら思っていた以上に寒くて驚いた。京都では太陽が見えたけど滋賀では見えなかった。比叡山の山頂付近は霞んでいる。京都の街中はほんのり暑かったので軽装にしたけれど、少し肌寒いくらいだった。思わずコンビニでホットのお茶を買う。
肌寒かったのは最初だけで坂道を歩いていたら体が少し火照ってきた。着込んでいたら汗をかいていただろうから、結果的にはよかった。
向かう途中、中高生とよくすれ違った。部活かなにかなのか、そういえば日吉大社の近くには高校があった気がする。
久しぶりの日吉大社は新緑が美しかった。鳥居をくぐって受付を通ると檜の香りがする。いつもここで少し座って休んでから見てまわる。
境内を歩いていたら枯葉だと思っていたものが動いて驚いたがよく見ると蛙だった。
帰りは京阪で帰る。上栄町から大谷の急カーブが見たかった。
『劇場版 響け! ユーフォニアム』のレイトショーを予約したので、市役所前で降りて近くで食事できるところを探す。
普段は人が多いカフェを見てみると人が少なさそうだったので入ってみた。思ったより人がいない。窓際に座ると窓があいている。肌寒いくらいの風が時折差し込んでくるけれど気持ちいいからそのまま。
いつもはキッシュを頼むけれどスープにする。あれは何度食べても最後はボロボロに崩れてしまって食べにくいし、スープのセットだとパンとスープでお腹が膨れるしあったまってよい。紅茶を頼もうかと思ったけれど目に入ったジンジャーティーにする。レモンとミルクが選べてきっとミルクが最高の組み合わせに違いないと直感が告げたのでそうする。
新玉葱のスープは体があたたまったけれどパンを浸けて食べるとあっというまに汁気が失せてごろごろと豚肉と玉葱ばかりが残ってみっともなかった。
食後に頼んだジンジャーティーはなるほどとてもおいしい。ミルクがほんのり甘い。お茶というより生姜ミルクというようなまろやかさだった。とてもおいしいのでしばらくこれのことばかり考えそう。
今日はパンフレットを買うつもりなので少し早めに出る。入場特典は二年生をフィーチャーしたクリアファイルで、みぞれ先輩が描かれていて非常にあざとい! この三人はな〜。
マーチングのシーンはテレビよりずっと尺が長くカラーガードやステップの動きがよくわかる。確かに変なステップだった。
一瞬目を閉じて楽しそうに笑う久美子が映るシーンがあって、おそらくこれはテレビ版にはなかったカットだと思うのだけれど、このシーンが劇場版の中で最も好きなシーンのひとつ。
本当に一瞬でさりげないけれどとても楽しそう。入部しておそらく初めて衆目の前で演奏するんだろうけれど、少しだけ自信がある中で演奏している最中の高揚と緊張と楽しさはよく伝わる。コンクールの演奏は緊張感があってヒリヒリしているので凄みはあれど楽しさには欠ける。コンクールのシーンもいいけれど、楽しそうに笑って演奏しているこの『RYDEEN』も好き。
『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』オリジナルサウンドトラック Reflection of youthful music
- アーティスト: 松田彬人,TRUE,唐沢美帆
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2016/04/27
- メディア: CD
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劇場版のO.S.T.を買ってひととおり聞いたあとだあったので劇伴を楽しみつつ大画面の中に写るみぞれをついつい探していた。特に演奏シーンでいつ映るのかと必死で探しているとき、ふと演奏会のときに親が自分を見つけようとしていたときもこんな気持ちだったのかなと思った。
何度見ても滝がリハーサル室を開ける瞬間はひゅっと背筋が伸びる。ホールは違うのに自分のときもあんな音をしていたなあなんて思い出す。