しまなみ海道

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

10月の連休が、自転車に乗って出かけるのに適した今年最後のチャンスだろうということに気が付いて、うだうだ迷っていては後悔してしまうとフェリーの予約だけした。
もちろんキャンセル料金や期限を確認した上で、だけれども。
ここ1年くらいで急速に老いてきていて、出かけようと思いつつもどうにも腰が重かった。もはやこれ以上ごちゃごちゃ考えてもしかたがないのでフェリーをとって退路を断ったことで行動が進んだ。

同僚が去年、高松から今治を経由してしまなみ海道を訪れたことがあり、基本的な旅程・ルートはその時のものを踏襲した。

目的のしまなみ海道は10月の快晴の中を走ることができ文句なしに最高だったといえる。おまけになかなか会えない友達とも話せたし、出来すぎなくらいに素敵な一日だった。

友達とはしまなみ海道の道程のおよそ半分くらいのところで会って、そして別れた。30分ほどで物足りなかったからなのか、あっという間にしまなみ海道の道程も折り返しであることに気付いたからなのか、友達と別れるときはいつになく感傷的になった。

大きな怪我もなく、2日で200km以上も走って、輪行の実績も解除と実り多く楽しい旅だった。