ムソルグスキー「展覧会の絵」全曲集

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

これを買った。

中学生のころには全音の譜面を弾いていたので、最初はそれを買うつもりでいた。

ふと手にしてみたドレミ楽譜の版では Bydlo が fortissimo で始まっていて、そういえば pianissimo で始まって「牛車がだんだん近づいてくる」描写は原意ではない、という話を聞いたことがあったのも手伝って興味が湧いたのでこちらを買った。

絵画から着想した楽曲も、ロシアに限らぬ様々な風土の語法を取り入れており、好きではあるのだけれど、やはり Promenade が好きだ。

一番はじめの Promenade は調性感を保ちつつ大胆かつ滑らかに転調していくさま (B-dur, Ges-dur, F-dur, B-dur) が鮮やかだし、和声も広がりがある。