Wunderlistでタスク管理

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

WunderlistというTitaniumを使って書かれたクロスプラットフォームなタスク管理アプリケーションをつかってる。

Windows, Mac, iPhone, iOS, Androidと主要なプラットフォームがサポートされているのがとても嬉しい。ThingsとかThe Hit Listとか、便利そうなアプリケーションもあるのだけれど、Androidとの同期はサポートされていない。

ThingsやThe Hit ListはGTD (Get Things Done) というタスク管理の手法を体現するためのアプリケーションであって、単なるタスク管理をするためのアプリケーションとして考えると高価すぎる。豚に真珠というか猫に小判というか、宝の持ち腐れでしかない。お金があり余っている人やMacやiOS端末しか使ってない人はThingsとかを使えばよいとおもうけど、Androidも使っている身としてはちょっと、というかんじ。

Wunderlistはリスチとタスクという概念がある。タスクはそのままTo-Do, やることに対応している。タスクは必ずあるリストに属している。タスクは期日を持つことができるし、重要なタスクにはスターをつけることもできる。

Thingsとかと比べると見劣りすることは否めないけど、しかしGTDを実践するにあたって必要最低限な機能は備えているとおもう。というわけで、えせGTDっぽいタスク管理について。

Inboxに書き出す

気になることを書き出す。ホットキーとかない。

整理する

すぐに片づけられる?
すぐやるリストへ移動
期日が決まっている?
期日を入力する
期日 (日付) による整理

Wunderlistは日付をもとに次の5つの条件でフィルタリングできる。

  • Today
  • Tomorrow
  • Next 7 Days
  • Later
  • Without Dates

つまり、今日やらなければならないことはTodayでフィルタリングすればよいし、いつかやることはWithout Datesでフィルタリングすればよい。

複数タスクからなる大きなタスクの整理

GTDでは複数のタスク群をまとめたものを「プロジェクト」と呼んだりするらしい。わからなくもないけど少し仰々しい名前なので戸惑った。

プロジェクトはそのままListに対応させる。たとえば「大学の在学証明書を実家に送る」というタスクはいくつかのタスクに分割できる。

まず、「在学証明書を大学で発行する」というタスクをこなさないといけない。うちの大学は所定の建物にある自動発行機で有料で発行することができる。Wunderlistのタスクには付加的な情報、ノートも添えることができるので、たとえば発行手数料はいくらだとか、自動発行機はどこにあって、何時になると閉まるとか、そういうことを書いておいてもよいとおもう。

もしも、所持金が足りなかったら、口座から引き出すなり、誰かに借りる必要があるかもしれない。そういうことも事前に必要なタスクとして追加していく。ここらへんの考え方はユニットテストっぽくて、エンジニアの人とかはなんとなくわかるんじゃないかなあ。

スターをつけて次にやることを炙り出す

そして、まず最初にやることをスターをつける。Wunderlistは "All", "Starred", "Done" というフィルタも備えているから、まずやるべきこととして "Starred" と "Today" を見ればよいとおもう。

やる

あとはどんどんタスクをかたづけていく

Wunderlistでできないこと

  • タスクの繰り返し
  • リストやタスクの入れ子
    • AというリストがBという子リストを持つ、という風な関係を表現したいときはAの最後のタスクに「Bにとりかかる」というタスクを追加しておく、とか?
  • キーボードショートカットによるスターの付与、特定のリストへの移動

大事そうなこと

GTDについて詳しく調べたわけではないけど、GTDという手法で一番肝要なのは、一旦、脳のメモリに保存されている内容を永続化して脳のメモリを有効活用させよう、ということなんだとおもう。

だから、できれば2日くらいかけて気になっていることを徹底的に洗い出せと主張するのもわかる。揮発性のストレージと永続性のストレージをきちんと使い分けることは現代的なコンピュータの使用において、基本的なことだし、それは情報処理端末の一種である人間にもいえることなんだとおもう。

あと、タスクの分割とユニットテストの考え方との対応とか、実はエンジニアなどと親和性が高いのかもしれない。

しかし

キーボードショートカットが貧弱なので、Androidとの同期を捨ててでもほかのGTDアプリケーションに乗り換える可能性も多々ある。

少なくともThingsはXMLでデータを保存しているので、てきとうにパースしてGoogle Tasksに投げるとかのスクリプトはわりと簡単に書けそうだし。

でも、まあ、Wunderlistはクロスプラットフォームで気負わずにできそうだし、ちょっと試してみてもいいんじゃないですかね。