やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

Amazonプライムビデオで配信している作品を見ていたら見つけたので日曜日丸一日を潰して二期まで見た。
前々から気になっていたけどストリーミングサービスで扱っていなかったのでいい見つけものだった。

Amazonプライムビデオも初めて使った。なんとなくお急ぎ便以外のプライム会員サービスを使うと後戻りできないのではないかと危惧していたけどロックインされる類のものでもないしいいかと思う。

疑似体験、ロールプレイングを通して練習を重ねるという話は昔からあるような、最近の特徴のような。
学校はそういう場所である気もするが、当人たちにとって世界は学校がほとんどであり安全に間違えようのない一回きりの本番なので、もうひとつままごとを挟む必要がある。

キャラクターの声があんまりキンキンキャピキャピしすぎてないので疲れなかった。

個人的に好きなキャストで固められていたのも嬉しい。

ベタだけどやっぱりこういう役柄をやると早見沙織さんはいいな……。

そういえば、ついに再びホテルへ電話して忘れ物の歯ブラシを受け取ることができた。

磨き残しが気になるのでなんとかしたいが電話をするにはいろんなことを考える必要があり憂鬱だった。

板挟みに耐えかねて電話はしたが、もう2週間以上経っていた……。本当に電話というプロトコルは滅んでほしい。

大阪に引っ越した直後、青春18きっぷを使って尾道まで出かける予定を立ててから「これはきっと特別なできごとになるはずだからいい写真をたくさん撮っておこう」という屁理屈を立ててローン (6回) を組んで FA 77mm を買ったのだった。

当時、アルバイトは始めていたけれども、毎月の生活費はかなり苦しかった中で更なる債務を重ねてとてもつらかった。買って後悔はしてないけれど、その機があの時だったのかはわからない。

とはいえこのレンズでたくさん心動かされるものを撮ったし、好きな人のこともたくさん撮った。

Google Photos に位置情報を推定して付けるという機能が追加されたのでおもしろがって見ているうちに2011年くらいまで遡って写真を見返して、そこで初めてたくさん写真を撮ってきてよかったなあ、と思った。

自分の中にはもうないはずの記憶とか感情が瞬時に入り込んで、でも写真から離れるとまた元に戻る、そんな高速に人格が変わる体験をしたことがなかった。写真の連続性についてあまり自覚的でなかったけれど、大切な感覚をおぼえたような気がする。

やがて君になる

やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)

やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)

やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT)

やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT)

Amazonでおすすめされたので読んだ。いわゆる百合ものというよりも青春ラブコメの性格が強い。

主人公が利発そうな顔立ちのわりに考え込みがちでおもしろい子だなと思う。ちょっと顔付きが幼い。

年上の清楚な先輩に振り回される系かと思いきや、後輩にほだされて終始デレデレしていてイメージと逆転している。

物語がテンポよく進む一方で二人きりのシーンは丁寧な時間の流れになっている。

単なる百合ものかと思って読みはじめたけど、良い意味で裏切られてのめりこんだ。

朝に寄ったパン屋さんでは、普段はほとんど並んでいないのに今日に限って自分の前に4人も並んでいた。

夜、どこかで食べて帰ろうと思ったら4つもあてが外れた。

先週の月曜日はもうちょっとしゃっきり仕事ができていた気がするけど、なんとなくぼんやりする一日だった。

そういう日もあるかもしれない。