この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

木曜日、大阪はなんば。
近いからとぎりぎりまで仕事していたら着いてからかなりバタバタしてしまった。

ファミリーマートで発券する必要があり、駅に着いてからなんとでもなるだろうと考えていたけれど、四つ橋線の近くのファミリーマートには端末が置いてなくて5分以上歩いたところにある近鉄東改札の近くにある店舗まで行く羽目になった。

19時開演でなんばHatchに着いたときにはもう5分ほど回っていたけれどやけに静かで入ってみるとまだ始まっていなかった。

会場の一番後ろ、PAのあるあたりで1分も待たないうちに照明が落ちて始まった。
TK from 凛として時雨の公演の中では今までで一番音が良かったと思う。
楽器それぞれがよく分量していたし、ライブハウスの大きさがよい残響を与えた。

セットリストは名古屋と変わらずだったけど、会場のキャパシティも位置も違ったので退屈ではなかった。
NHKホールの時のように phase to phrase までスクリーンが張られていて、歌い出しと同時に落ちて、なかなか粋な演出だった。

名古屋とあわせて見て思ったけど、アルバムに収録されたミディアムな曲がとてもよかった。Spiral Parade と an artist だけど、どちらも豊かに歌っていたし、アコギやエレキがたくさんダビングされている原曲から、エレキ一本へアレンジされるわけだけど、全から引かれるのではなく、違うものに変えられていて、そのガラリと様変わりしたアレンジにどうにもドキドキしてときめいた。
an artist の中盤、ドラムが抜けたブレイクのあたり、アコギがブリッジミュートを絡めたストロークに変わるところ、エレキで同じようにブリッジミュートしてもだいぶ曲想が変わってしまうよな、と思っていたけれど、ライブではディレイを使ったアルペジオに変わった。
ストロークとアルペジオでは雰囲気は違うけど、シビアなディレイタイムとブリッジミュートされたアルペジオはなかなかにリズミカルで、オリジナルのリズム感を損なわないようにしつつ浮遊感のあるアレンジになって、とてもよかった。

contrast と unravel はライブで聞くと映えるなあ。
contrast は音の分離がよい会場で聞くと隙間の多い序盤の緊張感がよく伝わって息を呑む。
unravel はとてもドラマチックで、歌い出しのブレイクは本当に無音というかんじで非現実的でさえある。

ほか Shandy の相変わらずの切れ味のよさとか kalei de scope のやたらと多くて賑やかで多いギターがオリジナルに劣らずだったとかありつつも、最後に大阪でトキニ雨をやるという告知に大半を持っていかれたのは否めない。

あああーー、トキニ雨、絶対に行きたいなあ、トキニ雨は見たいしツアーやってほしいなあ。

ああ、幸せ。