この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

自分が、自分という人間が、なにかを為す、ということをいまだに想像できない、し、それを為そうという気持ちもだいぶ薄れている。

自分が「こうなってほしい」と考えるものはあるし、それを強く願う気持ちはあるのだけれど、でもそれを叶えるのは自分ではなくてもいいのではないかな、とも思う。

特にここしばらくは、自分の願いをうまく共有できそうな人たちに恵まれていて、しかもそういった夢を語るに足らず、叶えるだけの力のある人たちであるので、自分がやらなければ、という気持ちはますます薄れている。

今抱いている願い、共有できそうな願い、それを叶えようとする気持ちを絶やさないようにすることが、いまやらなければいけないことだなあ、と強く感じる。


たとえば透明になりたいんだ。

名前のあるものなんてだいたいウソだ。そこにあるものがおもしろい理由に名前なんてなくて、ただおもしろいからおもしろいんだ。

名前にくっついてくるいろいろな積み上げ、そういったものに頼ることなく、あるいは縛られることなく立ってみて、それで自分がどういう輪郭であるのかを知りたい。

名前の陰影だとか色だとか字面だとか、そういったものに霞まぬものが自分なのだ。