オフィスに適正年収が見える占い師が来る。
ある同僚は「本当は1900万もらうべきだ」と言われる。
みんな苦笑したりどよめいている。
次の日から同僚たちがどんどん不審死を遂げる。
自分はおそらくやや乾燥肌ぎみと思われる。幼い頃は乾燥由来の肌荒れで病院通いが多かった。
一人暮らしをするようになってからシャワーで済ませることが多くなり、湯船に浸かる機会が減るようになった。そのせいかはわからないけれど、特に冬になると顔や太股が乾燥で突っ張ったりピリピリするようになってつらいし不快に思うことが増えた。
それで洗顔料などを見直したり習慣を見直したことで、だいぶ改善された。ので使っているものとかやったことか書く。
高校生になるくらいまでは洗顔が大嫌いだった。今でも好きじゃないし苦手。
手桶で顔についた洗顔料をきれいに落とすのむずかしいと思う。風呂・シャワーに入ったときか、シャンプードレッサーの洗面台じゃないとうまく洗えない。
洗顔料は男性向け製品はやたらとメントールがきつかったりスクラブが入っていて合わないのでいろいろ試した結果、海泥パスタに落ち着いた。
ドラッグストアのリアル店舗でもAmazonでも安定して入手しやすいいのがいい。
ロゼット洗顔パスタ 海泥スムース 2個パック (120g×2個)
洗顔用の泡立てネットはここ10年くらいで最もイノベーティブな買い物だった。これまで洗顔に充分な泡を立てるために水と洗顔料を多くとる必要があったのが、泡立てネットを使うと必要な量が2/3くらいになって経済的。
洗顔用泡立てネット 全長約21cm | 無印良品ネットストア
思春期のころは顔に脂が乗ったのを洗顔で落としたのに化粧水を塗ってベタつかせることないじゃん、って思っていたけど、これは2つの点で間違っていた。
まず、自分は特別皮脂が分泌される体質ではなく、乾燥しすぎた結果として皮脂が分泌されていたのだということ。もうひとつは、ベタつかない化粧水もあるということ。
化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ(大容量) 400ml | 無印良品ネットストア
最近は別の買い物ついでに手にとった無印の化粧水がほどよくさらさらしていて良かったのでこれを使っている。あまりこだわりはない。
充分と思った量より少し多めにとるとちょうどよく行き渡るかんじがする。妹はコットンを使って丁寧に化粧水をあてていたけど、そこまでするのも手間なので、手にとった化粧水を軽く叩いて浸透させるようにして塗っている。
量は多めで硬めなので、ちょっと流行ったノンシリコンシャンプーはコンディショナーを付けてもかなり軋むので、余計に傷みそうでやめた。
いろいろ試してみたけれどいいやつに出会えず、けっきょくいつも髪を切ってもらっている美容室で使っているやつを聞いてそれを買って使っている。
Amazonで難なく手に入るのがいい。ドラッグストアなどに卸していない美容室向けの製品らしく、ボトルがものすごく大きくてやや業務用製品っぽさがあっておもしろい。
それだけではドライヤーで乾かしたあとに手櫛が通りづらかったり、硬く乾いた髪がおでこにあたって痛かったので、ヘアオイルを使っている。
やや癖毛なのでつけると髪がまとまりやすくなっていい。
自分は乾燥してくると太股に湿疹が出やすいらしいのでなにかしら塗ることにしている。
特にこだわりはなく定番のニベアを買って使い続けている。
このさっぱりタイプのボディミルクはベタつかず、塗ってから液晶ディスプレイをタッチしてもほとんど跡がつかないにも関わらず、乾燥を防げて気に入っている。
ほとんど全身に使えるので、乾燥が厳しいときは顔にも塗っている。
ハンドクリームも買っているけどやっぱりけっこうベタつくので、シャワーを浴びて寝る直前に塗るくらい。
ギターを弾くときに耐えがたいくらいベタつくのでめったに使わない。
特に洗顔の知識は、中学生や高校生のころに知りたかったなと思う。少し毛穴が目立つので、正しい洗顔を10代から実践できていたらもう少しましだったのかな、とちょっと悔やんでいる。
10代のころはあまりに洗顔が嫌いすぎて顔を洗ったり洗わない日があった。思春期の不安定な体調も手伝ってよく肌が荒れたりニキビができていたけど、最近は毎日規則正しく洗顔しているので、よほど不摂生しないとニキビができるようなことはないので、ベロシティとして働くようになったのが思いがけない変化だった。
休みを取って木曜と金曜の1泊2日で行ってきた。高山自体も魅力的だけど、その道中、ワイドビューひだに乗れるのがなんとも甘美。
しかしわざわざ新幹線に乗ったにも関わらず、前回同様、グリーン車が展望車 (先頭) じゃない列車を選んでしまった。あとからよくよく調べると、時刻によって編成が違い、それに伴いグリーン車が先頭だったりそうでなかったりするようだった。覚えたのでもう間違えない。
11月の日差しは、よく晴れていたこともあり、窓際でカーテンを閉めずにいたら汗をかくほど暑かったけれど、正午を前にしてだいぶ傾きはじめていて、やっぱり冬だった。
遠くの山並みは紅葉が始まっている。
高山に着いて、まずは再びの「かつて」。今回はわらび餅と抹茶。お腹が空いていたので午後のおやつ。こういうお店で和菓子をいただくのは初めてだった。わらび餅はおいしい。
宮川の河川敷で一休み。
高山市図書館の中に入ってみる。ただ中を見るだけなのも勿体ないので、バルカン史や吹奏楽の指導書などを読んだ。
旅行に出かけて図書館で本を読んで過ごしたことがなかったので、不思議なかんじがする。早起きしたり日差しの強い中を歩いたり、少し疲れていたみたいで、荷物を降ろして読書スペースに座るのが心地よくて本を読み耽った。
日も暮れてきたので図書館を出ると思ったよりも寒いので上着を羽織る。天気予報で最低気温が1桁なだけあって冷え込みは厳しそう。
ホテルに向かう道すがら、地元の高校生がいたアイスクリーム屋さんで買い食いしてしまった。本当はこの空腹のまま夕食に向かおうと思っていたんだけど。
そこそこそっけない店員さんからチョコバナナナッツを受け取る。思ったよりもチョコは硬い。
ホテルで少し落ち着いてから夕食に向かう。悩んだけどとてもおいしかったので前に来たお店にまたやってきた。ウェイターのお兄さんが覚えてくれていて「またありがとうございます」って声をかけてくれた。
グラスワインも一緒に頼んだ。いいお肉を食べていると、赤ワインと確かに合う気がするなって思った。酔ってきていたしよくわからなかったかもしれない。
ワインの量がけっこうあってお腹いっぱいになったので少し残してしまった。飛騨牛ステーキは最高においしかった。
帰り道、酔い覚ましがてらぐるぐる散歩しつつ写真を撮ってホテルに帰った。酔っているといろんなことがどうでもよくなって、写真を撮るときもかなりいろんなことがどうでもよくなる。
ホテルに帰って水を飲みながら、まだ酔いが覚めなかったので『氷菓』を見た。贅沢だなーもうちょっと見たいなーと思いながら、あまりにも眠かったので22時くらいに寝た。
言葉を選んで残すのは好きだけど、強くはっきりとした形を持っていて、難しい。
実写映画も同じように見るのが苦手。本物の人間が、本物の世界で、本物の行為を繰り広げる。その隙の無さが息苦しい。
だから疲れてしまうと、音あるいは音楽に立ち返ることになる。原始的であり抽象的であり芸術的であり信号的である。
先週、『響け!ユーフォニアム』のコンサートをロームシアター京都で見た。ホールで聞くとまず音楽である前に物理現象として音が発生するんだということを感じた。
ずっと音楽を耳にしてきたけれど、こんなに音楽を聞きながら文字通り体を震わせるものだということを実感したことはないかもしれない。あるいはもう忘れていたのかもしれない。
いずれにせよこの空気を震わせる現象が好きで、もっと傍で振動を感じていたいと突き進んだら自ら震わせることになった、というのが正直なところだと思う。
自分もいつかあのホールで吹きたい。
RICOH GXRを手放してから、一眼レフという感じでもない時に持ち出すカメラがほしいと思っていたところ、ちょうど富士フイルムからX-E3から出たので発売日直後くらいに買った。
標準ズームのレンズキットではなくボディ単体とXF 23mm F2をそれぞれ買った。さすがにGXRと28mmのユニットよりかは大きいけど一眼レフ (PENTAX K-1 + FA 31mm) よりずっと小さいし軽い。
買ってから調べたところ、X-E3とXF 23mm F2を組み合わせてもK-1単体より軽かった……。
フィルムカメラを触ったことはないしフィルムに対するノスタルジーもないのだけれど、フィルムシミュレーションという形のパッケージングはいいなと思い、RAW現像をしないJPEGオンリーで撮る用のカメラとして割り切って選んだ。
実際、そういうスタイルでしばらく撮ってみて、フィルムシミュレーションはいい。普通のカメラのいわゆる画作りというのは、被写体に応じて風景とかポートレイトとかそういうかんじだけど、フィルムシミュレーションはまずフィルムの銘柄ありきで、その特徴を踏まえて好きに選んでね、というかたちでわかりやすい。
フィルムシミュレーションを選ぶ際に一言説明がポップアップするのだけれど、これが意外とわかりやすい。
クラシッククロームは少しくすんだ色合いで暗部が締まる、とか。
ちょっと撮ってみたかんじの印象では光が十分にまわっている状況だと発色もよくおおっと思える写りになることが多いけど、夕暮れ時や曇りの時は、どうにもくすんだ感じになりがち。
ここらへん日中じゃないと撮れないフィルムカメラのような使い勝手だな、と少し期待からはずれた。
ただしフィルムシミュレーションにACROSというモノクロのモードがあり、これはトーンの出方がすごく良くて、すぐにハイライトやシャドーが潰れてしまうほどではないけれど、そこそこの硬さがあり、いわゆるモノクロ写真のイメージに近い。
紛らわしいけど通常のモノクロも別にあり、ACROSも同様にモノクロ出力だけど別途名前付けされている。
イエロー、ブルー、グリーンそれぞれのフィルタを通したモードもあり、けっこう遊べそう。
カラーと違ってモノクロで撮る時のいいトーンカーブのイメージが自分の中にないので、しばらくACROSを教科書として撮ってみようと思う。
ミラーレスというかEVFのカメラでモノクロを撮るのはすごく楽しいので、仕事帰りとか歩きながらたくさん撮りたい。
ファインダーから覗く像が既に色情報を失っているっていうのがおもしろいし、わかりやすく肉眼と違う。
ボディに手ぶれ補正が内蔵されておらず、一緒に買ったXF 23mm F2にも搭載されていない。
Xマウントの単焦点で手ぶれ補正を搭載しているレンズは現在のところひとつもない。
絞り優先で気軽に撮っているとけっこう手ぶれしてしまう。最初はISOオートで上限を800にしていたのだけれど、気がついたら手ぶれしまくっていて慌てて3200まで上げた。
AEのアルゴリズム (= 算出されるSS) はそんなに変わらないものと仮定して、手ぶれ補正がないぶんX-E3のほうがK-1より相対的に手ぶれしやすいといえる。
またセンサーサイズはAPS-Cで、画素ピッチは35mm判で36MPのK-1より小さいため、手ぶれが目立ちやすくもなっているはず。
加えて画質的に許容できるISO感度がX-E3のほうが低いので、実写する上でかなり手ぶれしやすいと感じる。
水平器が無いみたいで撮っていてけっこう困る。
というか水平器がないとぜんぜん水平を出せなくてやばい……。
フィルムシミュレーションは、JPEG撮影するぶんにはプリプロダクションで選ぶ必要がある点は他のカメラの同種の機能と変わらないけれど、それぞれ個性があるので選ぶのがあまり苦にならないのは発見だった。
高感度性能と手ぶれ補正は普段使っているK-1のほうが明らかに有利なので、これを置き換えるものではないと思った。
特に後者は、普段自分が頼っていることもあり、けっこう厳しい。
一方、手ぶれ補正がボディに搭載されたらぐらつきそうな気もする。ズーム含めいいレンズが揃っているし。
K-1は画質や操作面でほとんど不満はなく、サイズ・重さやレンズが増えないことくらいが悩みなので、しばらくはX-E3とうまく補完しあえると思う。