プライバシー

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

恋愛活動とか勝手にすればいいだろうけど、そういうのを目に入れたくない。

インターネットはまだらくで、意外と簡単に情報を遮ることができる。

オフラインはそうもいかなくて、特に職場や学校といった環境に束縛されずに生きることは難しいため、自分の所属する環境で自分が目にしたくない情報が公開されていてもそれを遮ることも難しくなる。

では、そういった不快な情報を発信している人間を排除できるかというとこれも難しい。単純に恋人という関係にある場合、自分ひとりと相手ふたりでは人数的に不利である。
さらに、そういった情報を保持して伝播させる人間は当事者以外にもいるから、排除すべき人間は相当に多くなる。
つまり、自分が去るほかない。

しかしその場所を去ったからといって、他の場所に移れば解決する問題でもない。

男女というロールをまとって親密にコミュニケーションをとるという行動モデルは人間たらしめる重要なアイデンティティとして尊重される風潮があり、等しく歓迎し受け入れるべきという暗黙の合意が得られているため、それに抵抗しようとする人間の権利は無視される。