マップカメラでアウトレット品が出ていて安かったので買ってしまった。今日注文して今週中に届くだろうか。アウトレット価格に加えてキャッシュバックキャンペーンの対象商品であること、dp0 を下取りに出すといい値段になることにも後押しされた。

あんまりいい買い物の仕方をしてないなあと思う。荒くて雑。最近イライラしがちでストレスを発散させたかった。にしてもストレスを発散させる手段が買い物っていうのはやばいよなあ……。

まあ、他にも前向きな理由はあって、昨日植物園に D FA★ 70-200mm を持ち出してみて、重くて大きくても写りがよければ苦にならないなあと改めて思った。70, 100, 135, 200mm それぞれの単焦点を持ち歩くよりはるかに効率的。

なので、大きくて重いしなあと思っていた 15-30mm も写りとか画角とかはおよそ不満がなさそうだし、なら……と。

dp0 で超広角はやはり楽しそうだなと思ったのと、来週サンライズ出雲に乗るので車両の中を撮ったりするのに、やはり高感度が使えるカメラで広角を使いたかった。

いまからとても楽しみ。

今年買ったもの

SCHECTER のテレキャスター

フレットが残っているし細かいところが弾きやすくて、より家でギターを弾く時間が増えた。

前のギターはかれこれ8年くらい使っていたことになるので、きちんと手入れして10年は弾いてあげたい。

PENTAX K-1

昨年から、あるいはずっと前から宿命づけられていた買い物。今年いちばんの買い物だったが、それに足るものだった。

最近 Lightroom で調べたら K-1 だけで3,600枚ほど撮っていた。たくさん機能があるとか画質がどうとか細かなポイントはいろいろあれど、35mm判センサーと APS-C サイズにクロップする機能で撮れる画角が2倍に増えることと、いかついペンタプリズム部の造形に惚れたのでかなり満足している。

細かいと言いつつも画質は K-3 よりかなりいいし、中でもダイナミックレンジの広さはたいへん素晴らしい。明暗差が大きくこれは白飛びしてしまうかなと思っても持ち堪えるシーンが増えて現像時の後処理でリカバーすることが減った。

HD PENTAX-D FA★ 70-200mm F2.8 ED DC AW

PENTAX K-1 を買って間もないのに望遠ズームを買ってしまった。

ほとんど撮ったことのない画角でまだ慣れていないけれど、単焦点でしか撮ったことがなくても違和感の感じない画質で、F2.8 通しの単焦点を複数持ち歩いているような感覚で撮れてすごい。
さすがに大きくて重い、そして高かったけれど、それだけのことはある。

New ニンテンドー 3DS とポケモンサンムーン

New ニンテンドー3DS ホワイト

New ニンテンドー3DS ホワイト

サンムーンが出るのに合わせて New 3DS を買った。LL じゃないほうのホワイトはボタンがスーファミカラーでかわいかったので、New 3DS を買うならこれと決めていた。

サンムーンは、予約特典のアートブック目当てに、ポケモンセンターオンラインでダブルパックを予約して買った。

まずムーンから遊びはじめて2日でクリアしたあとは図鑑を埋めている。最近、バージョン違いで出現するポケモンのためにダウンロード版のサンを買ってプレイしはじめた。

発売日に新作をプレイするのはたぶんルビーサファイア以来だと思う。シナリオもゲームシステムも、これまでで一番おもしろかった。

Electrolux の掃除機

いよいよちりとりで掃除するのが大変になってきたことから探しはじめて布団・ベッドの掃除にも使えそうということで買った。

ダイソンは使ったことがないけど、半分以下の価格で十分吸引力があるしいろいろアタッチメントがついて不足はなくて満足している。

コードレスタイプの掃除機はいろいろあるけれど、意外と自立するかどうかという観点は大きいなと思った。掃除機をかけているとものを動かしては掃除機をかける、という流れになりがちで、そういうときに壁に立てかけることなく手を離せるとかなり楽。

ブーツ

レザーのブーツを買った。革靴を買うのは二足目で、他に革製品も増えてきてオイルを塗るのが楽しくなってきた。

週末を計画的に過ごそうと思い立って、金曜日のうちに計画を立てて早めに寝た。

計画を立ててせこせこ過ごすのもどうかと思って意識的に計画を立てずに過ごしていたけれどだんだん低きに流れるようになってきて、日も短くなってきたことなので限りある時間を有意義に過ごそうという心境の変化がある。

ちょうどいろいろ済まさなければいけない用事がいろいろたまっているのと、土曜日は晴れで日曜日は雨という予報を目にしていたのでちょうどよかった。

土曜、起きて支度もそこそこに家を出る。ちょっと歩いてガレットを食べる。ガレットはそば粉と卵という自分の好きな食べ物が使われつつ、ほどよい量でかつ食事として成り立っているので最近好きな食べ物に躍り出てきた。
セットの紅茶はやたらと大きなカップに注がれて出てきた。ティーポットに入っているほうが嬉しかったな。食べ終えて口をつけるころには冷めていた。

店を出て空を見上げれば雲ひとつない。平日、何度もオフィスから見逃してきた晴天。

歩いて向かおうか悩んだけれど冬の昼間は貴重で、もう正午を過ぎていたので予定通り地下鉄に乗って蹴上へ。

南禅寺は混んでいるだろうと覚悟してやってきた。たしかに混んではいるけれど、敷地が広いので人混みというほどではなかった。

2年か3年ぶりくらいに天授庵を見たけれど静かで好きなかんじ。縁側にあがってしばらく石庭を見て幸せだった。

疎水、高徳庵を見たその足で奥之院のほうへ少し歩いてみた。さっと静かになって墓地ごしに空が広がり、肌寒い空気が爽やかなようでいて少し不穏だった。

南禅寺を後にしインクラインを上がる。ポートレート撮影をしている人たちを何組か見かけた。意外にもあまり見かけなかったので新鮮だった。

参道を歩いて久し振りに日向大神宮へ。といっても5月以来なので半年ぶりか。参道の両横は草木が生い茂っていて真夏は蒸し暑いし虫に刺されるので、涼しくなるのを待つうちに半年が経った。

お参りして地下鉄経由で京阪に乗る。最近阪急に乗る機会が多かったので気分転換に。かぶりつきがしたかったので出町柳まで行って改札の外のコンビニで水を買って再び入場して始発の特急に乗る。

しばらくコートがほしいと思い続けていたので梅田でコートを見繕う。

どこかで見たチェスターコート、MADE IN ITALY と書いてあって袖口がちょっとピロピロしていた、ネイビーの色合いがちょっといいなと思ったけど5万と書いた値札を見て冷めた。

別の店で無事に気に入ったものを見つけた。さっきの5万という値札のことを思い返し勢いがついてスラックスも買った。

帰りは阪急。計画を立てて行動する休日も悪くない気がした。

楽しげな記憶

悲しいことばかりふりかえってもしかたがないので、今年楽しかったことを思い出す。

  • ギターを買った
    • かっこいいし弾きやすい
  • Soundcloud に断片的な音をのせはじめた
    • コードや文章を書くよりはるかに障壁が高い
  • 雪が降り出して喜び勇んでカメラを手にして外にでた
  • TK from 凛として時雨 『Secret Sensation』 発売、ライブツアー (難波)
  • Acru のハンドストラップを買った
  • PENTAX K-1 を買った
  • PENTAX K-1 を持ち出して1泊2日で広島と尾道に出かけた
    • 尾道の夜景はとても美しかった、行くたびに好きになる
  • 『響け! ユーフォニアム』の劇場版がよすぎて計5回見にいった
  • D FA★ 70-200mm F2.8 を買った
    • 高額な買い物がつづくけど、これもほんとうにいいレンズで望遠がたのしい
  • 宇治へ『響け! ユーフォニアム』の聖地巡礼
  • 米澤穂信の作品を読み漁る
  • 東京で友達と会う、新宿御苑に出かける
  • 植物園で紫陽花を撮る
  • nuito の復活ライブを見た
  • Amazon プライムビデオで『俺ガイル』を見た
  • スタジオコーストでトキニ雨を見た、『O.F.T.』が最高
  • 同僚とセッションした
  • 安藤裕子のライブを見た
  • ギターのエフェクターを買い集めた
  • 『君の名は。』を公開日に見る、公開日に見に行ってよかった
  • 帰省して友達とセッションした
  • ブーツを買った
  • 『響け! ユーフォニアム』第1回定期演奏会へ行った
  • 高山と金沢へでかけた
  • 『響け! ユーフォニアム2』が放送開始される
  • 『やがて君になる』を読みはじめた
  • dp0 Quattro を買った
  • ポケモン サンムーンが発売された

きっかけは新しい MacBook Pro が出たことだった。家の MBP を置き換えてもいいかなあと思って注文し、発送は12月上旬ですと言われてまあそんなものかと思って待っていたけれど、ふとやってきたところで少なからず効率はよくなるだろうけれど、新しいことができるようになるわけでもないことに気がついた。

そのかわりというわけではないけれど、最近やっていないことをやろうと思ってまたホルンを吹いてみようという気になった。とはいえ新たに買うにはスリリングな値段だし長続きするのか・長続きさせたいのかもわからなかったから、レンタルしてみることにした。

多少手続はめんどうだったものの順調に済んで先週やってきて、週末に吹いてみた。

最後にホルンを手にしてからもうかれこれ10年である。記憶よりずっと軽かった。吹いているときはもっとずっと重い気がしていたけど。

10年のブランクがあるとはいえ、肉体も成長しているしなんだかんだでいろいろなことをまだ体が覚えている自負があって、往時のままにとまではいかずとも1日練習するうちに勘は取り戻せるだろうと思っていた。

思っていたことも完全な自惚れで、10年のブランクは大きなものだった。まったく音が出ない! 記譜中央Cからのスケールが吹けなかった。いつも音出しで吹いていたあのスケールが吹けない。音が出ない。

上のC (= 実音F) は思い切り息を吸ってアンブシュアもめちゃくちゃで力いっぱい吹き込んでやっと出るという有様だった。しかも音はとうてい汚い。これくらい吹き込んで上の G (= 実音C) は出ていたはずなのに。

なにかの間違いではないかと思って、まずF管とB管を間違えているのではないかと疑ったけれど、4番バルブを押しても変わらない。まあ当然だ。

しばらく困惑しながらロングトーンを続けるうち、静かに自分の腕がなまっていることを受け入れつつあった。もともと大した腕じゃなかったけれど、それでももっとまともに吹けたと思う。

老人の無謀な運転や横断は自分の判断能力の評価が甘いことに由来するという話を聞いたことはあったけれど、こんなかんじなのかな思うと笑えてきた。スケールを途中まで吹きながらこの吹き込み方で頭の中では音が鳴っているのに鳴らない。詰まったような失速した苦しげな音が漏れるばかり。

本当に情けなくて呆然としていた。なまじもっと吹けていた記憶が残っているだけになかなか受け入れられない。記憶とか知識は残っているけど、自分の技術がほとんど初めて楽器を手にしたときほどまでに落ちているとは。

基礎練習の譜面はいくつもおぼえているけれど、ろくに吹けないのでただ1オクターブ下でロングトーンを繰り返すだけ。しかもすぐにばてる。

ほとんど放心しはじめたころになって落ち着いてきて、自分が初めて楽器を手にしたときは最初の1ヶ月とかこんな調子だったと思う。1日や2日でどうにかなるものではなかったし、1日くらいでどうこういってもしかたない、とほとんど自分に言い聞かせながら練習していた。

言葉も出ないほど悔しいけれど、こうしてうじうじしていてもうまくならないので、毎日はむずかしくても週一くらいでは吹いて勘を取り戻そうと思った。