アークテリクス ベータSLジャケット

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

を買っていた。

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以前ベータジャケットを買って以来愛用している。

登山が趣味になりつつある中、少しずつステップアップというかより厳しい条件を想定していきたいとなった時にもう少し登山に特化したジャケットがほしいなと思って探し、これに至った。

具体的には:

  • ヘルメット対応のフード
    • フード前面のドローコード
  • ピットジップ (脇下のベンチレーション)

……が欲しい。これらはベータインサレーテッドジャケットに備わっていて、雨や雪や風から守るためにはあったほうが良い……というか不可欠であると実感できた点でもある。

同等でもっと安いレインウェアはいろいろあるけれど、GORE-TEXを採用していて特に冬用のグローブを付けている時などのドローコードの操作性の良さだとかを考えると候補が絞られてきて、最終的には好きな色があったという点で価格のことは忘れて買った。

折しも10年保証が始まったのも、自分への理屈付けにはなった。実際、どれくらい保証でカバーされるのかとかは懐疑的というか期待はしていないけれども、そう銘打つだけの自信がの顕れは買ってもいいかなと思った。

気になる点・不満とかはそんなにない。フードのツバ部分に入っているドローコードがやけにギシギシいうのはけっこうびっくりする。

ベータジャケットではそんなことはないので、生地の厚さの問題なのかドローコード関連の部品の違いなのかは不明。

GORE-TEXなのか

PFASフリーに移行した世代から撥水能力が落ちているという評価はちらほら聞いていて「ふーん」という感じだったけれども、これ以降の世代であるベータインサレーテッドではePTFEメンブレン×C6撥水加工だった前のベータジャケットに比べて明らかに撥水が弱いというかうっすら表地に水膜ができる頻度・速度が早いというのは普段使いでもすぐに気がついた。

平地で雪が降りしきる中を着続けて蒸れるとか染みるということはもちろんないけれども、何度か洗濯して撥水加工が劣化しているであろうベータに比べて新品状態でも撥水能力が劣っているのは素材・加工の根本的な問題というのは頷ける。

refs. 躓く王者 GORE-TEXと、その隙を伺う新メンブレン。2026年の登山向けレインウェア選びと注目の新作 - Outdoor Gearzine "アウトドアギアジン"

いろいろ調べた結果として:

  • ポリウレタンを使ったメンブレン (GORE-TEXを含む) はポリウレタンの性質上、劣化 (加水分解) は避け難い
  • GORE-TEXなどの多孔質メンブレンに対し、無孔質メンブレンは蒸れやすい
    • 無孔質メンブレンは膜に水分 (湿気) が付着してから透湿が機能するので、湿気が移動しはじめる = 内部の温度が上がるまでのラグがある

……といったことがわかった。自分の認識では現時点で、耐久性・透湿性のバランスにおいてGORE-TEXを完全に置き換えられるような素材はほとんど存在しない・用途に応じた性能バランスでより適した素材を見つけることはできる、と結論付けている。

フィッティング

ベータジャケットに対しベータSLはトリムフィットでよりタイト目のフィット……と説明されているが、実際はもう少しややこしい。

  • 袖丈・着丈は同じサイズ表記でもベータより長め
  • 身幅は狭め

……というかんじ。

メンズXSでも袖丈・着丈はだいぶ長く余ってしまうけど登山で使うにはむしろちょうどいいくらいなので妥協できる。 完全に街着として割り切るなら、気に入った色があればウィメンズのS~Mを選ぶのもアリだと思う。

最近のアークテリクスはモデルによってはUnisizeが導入されていて、かつ各寸法の実計測値を見ることもできたりする。

試着できればもちろんよいが、難しい時はこれが参考になる。とはいっても平置き採寸の数値と実際の着た印象が異なることもあるので完璧ではない。

SL (Super Light) とは

モデルに付くサブカテゴリ・接尾辞としてSLのほかLTとかSVとかがあって、SLの場合は同モデル (ベータ) の中でより軽量志向であるというサブカテゴリといえる。

……のだけれども、ちょっと調べればメンズMサイズで340g程度というのは特別軽量というわけでもないことがわかる。

じゃあ誇大表示なのかというとそうでもないとは思っていて、冬季を含めた4シーズン通して着るに足る性能を備えたハードシェルという括りの中において軽量である、という位置付けだと解釈・納得している。

そもそもアークテリクスがアルパインクライミングも想定したモデルを擁しており、想定するシーンのハードな上限がそこらへんにあると考えればと汎用的なモデルが狙うシーンは、日本の登山環境でいうとよりアルプス寄リ (より高高度) といえるのではないかと思っている。

なのでU.L.が人気というかメジャーシーンの中で考えると「軽くないじゃん」となるが、もう少しハード・クラシカルな登山シーンを想定した中ではまあまあ軽い志向だよね、というのはそんなにおかしくないと思う。

晩冬に北横岳に登った時や5月に爆風の美ヶ原を巡った時の防寒・防風性能は満足いくものだったし、次の冬山シーズンでも荒島岳くらいまでならベータSLを着てみるつもり。

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