この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

会社の人事評価制度は等級制になっていて、最近3/6から4/6に上がった。

嬉しいという気持ちは無いではないけれど、アガリを迎えちゃったなあという気持ちのほうが、正直強い。

マネジメント系とスペシャリスト系があり、スペシャリスト系で6/6はいないし、どうしたら上がるのか良くわからない。

 

年俸についても、これより上がっても伴う・求められる責務をうっとうしく感じるだろうからわりと満足している。

そもそも京都で徒歩通勤圏内で暮らす生活費を考えると、いまの可処分所得を仮に東京で実現するとなると1.5倍では足りず、2倍でどうにかという感触があるから、そう考えると既に分不相応なまでにもらっているという気もする。

そもそも金の話にこだわりがあるわけじゃなくて、これまで自己研鑽の動機のひとつだった等級制度が自分の中で意味を失ったことに危機感を覚えているということなんだ。

 

いまの会社の等級とその制度はわりとしっくりきていて、つまり等級を上げようとする行動をとると必然と自分の中の良いエンジニア像に近付くこと、等級は公開されているので周りの同年代のエンジニアと切磋琢磨できることが、自分にあっていた。

が、上がっていくというわかりやすい動機付けを失ってしまった。

別にソフトウェアエンジニアとしてやりたいことがなくなったとか、そういうわけではないけれども、ただ会社に所属するエンジニアという前提を置いたうえでどうしていきたいかという方向付けが曖昧になった。

今までは仮置きで設定していた方向性で進んでみようということで進めてきて、舵取りからは期限付きで目を瞑ってきたけれど、そのモラトリアムが終わってしまった。

 

どちらかというとジェネラリストとして評価されているので、どの分野もこの等級くらいのレベルはあるでしょと期待されているが、自己評価がそこまで追いついていない分野もあることにモヤモヤしているかもしれない。

 

なんにせよモチベーションを外部に置いてきて手を抜いてきたツケではあると思うので、しばしゆっくりどう頑張っていくか考えたい。