NieR:Automata

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

NieR:Automata (ニーアオートマタ) を遊び始めてAからEエンディング (いわゆるグッドエンディングすべて) を見たのでクリアとする。

難易度イージーでクリアしたけどオート系チップは使っていない。

戦闘

テンポよくて楽しいけど、少なくとも難易度イージーだとポッドで射撃しつつ緊急回避しながら攻撃を繰り出していれば時間がかかってもごり押しできるので正直拍子抜けではある。

難易度を上げても攻撃パターンなどはあまり変わらずこっちが脆くなるだけなので、攻撃をするための試行錯誤が必要になるような難易度の上がり方じゃなくてこれじゃない感があった。

ほかのRPGだと弱点属性を突かないといけないとかあるので、そういう発見をしないと倒せない敵がいないというのがちょっと寂しい。

そういえばハッキングステージは対照的にゴリ押ししようがなくてコツを掴まないとダメなので、ああいうかんじがいい。しかし自分にとってハッキングステージはむずかしすぎた……。難易度を下げる選択肢もないので、サブクエストの「ヒネクレモノ」はクリアできずに置いてある……。

サブ要素

サブクエストは基本どれもおつかい + 戦闘というかんじでやることはあまり変わらないけどメインシナリオにも噛んできたり、2B, 9SやA2ほか人物の人となりを知ることに繋がるので、収集要素として楽しめた。

ほか、廃墟都市などでシカやイノシシに乗って敵や他の動物を追い回して攻撃するのが楽しくて2時間くらい溶かした。シカに乗って走りまわりながら他の動物を攻撃し殺して換金できる戦利品を集めるのは、狩猟民族がやっていたこととまったく変わらないわけで、はるか未来の退廃的できれいなSF的世界観でそんな原始的な行為に耽るのがおもしろかった。

世界のオープンさ

フィールドと戦闘シーンがシームレスなゲームは、他だとFF12くらいしか遊んだことがないし、いわゆるマップに (ロードを伴う) 境界がないという意味でのオープンなゲームはおそらく初めてだと思う。

動物に乗って走り回るのが楽しいと書いたように、ただただ人間のいないアンドロイドや機械生命体と動植物だけの退廃的な世界を見てまわるだけでも楽しかった。

一時期、ゲームのグラフィックだけが無闇に綺麗になってもおもしろさには繋がらない、みたいな意見をたしかFF10かFF12くらいのころに見た気がするけど、グラフィックの美しさもここまで極まるとそれだけで十分なおもしろさだよなあと思った。

シナリオ

話の大枠はそんなに奇抜なものではないと思うし、実際、似たプロットの作品をあげようと思えばいくつか挙げられると思う。

しかし退廃的な世界観とか、細かい設定 (森の王とか) が積み重なって、ひとつの物語を楽しんだなあ、というじんわりとした満足感が残った。

A2が好きになったのでもっと掘り下げてくれてもよかったのにと思いつつ、2Bや9Sと比べて出される情報が少ないぶんひとつひとつにパンチがけっこう効いていたので、メインシナリオを進めたりサブクエストを進めるのが楽しくなったから、こういうのもいいなと思った。

Eエンディングの展開は、実は『ダンガンロンパV3』を遊んでいたときにこういう展開になるのでは? と予想した (が、実際はそうならなかった) 展開だったので、まさかニーアで見るとは。

シナリオの流れもさることながらあのめちゃくちゃな弾幕とあわせてなかなか印象深い。